今日、生まれて初めて
脳の検査を受けてきました。



精神障害は目には見えない

だから

自分が悪いのか
体の何かが悪いのか

分からなくて


周りに理解してもらえず
自分で自分を責める毎日。



どうせなら
目に見える障害が良かったな


何度そう思ってきたことか…




うつ病や発達障害など
精神障害について勉強していると

前頭前野の血流が〜

とか

扁桃体の活動が〜

とか

海馬が〜


とか、脳の部位の働きについて色々なことがわかっていることを知りました。



それならなんで検査は無いのか?

なぜ前頭葉や扁桃体や海馬が普通の人と違うんだよって、客観的に見せてもらえないの?




私の脳がどんな風に人と違うのか
この目で見たくて


脳の検査をしてくれる機関を
ずーっと探していました。




なんとか自分の脳を
いくらお金をかけてでもいいから見たい!

そう思ったきっかけは

発達障害と診断されて以後初めてのアルバイトで

久しぶりに他人と一緒に仕事をしてみて
他人と自分との違いを
初めて発達障害という視点で観察してみた時に


分からない、と思った部分に対する自分の執着度合いが、周囲と全然違っていることに気がついたことでした。




空気が読めなかったり、ケアレスミスが多いこと以外にも、発達障害の症状があるのかも!


何ができて何ができていないのか
自分で特徴を把握しきれていないことがわかって怖くなり、

自分の特徴を客観的にちゃんと把握しておきたいと思ったんです。



脳のここの部分は壊れてるから
頑張ったって無理なものは無理

その代わり
頑張れば回復できるのはこんな部分


それが分かったほうが
ずっとこの先有意義な人生になると思うんです。








整形外科ではレントゲンを撮るし、
消化器科では胃カメラがあるのに、
なんで精神科は
脳をちゃんと目で見ないの??



脳の傷み具合さえ見れば、ダメな自分を自分の弱さのせいにして自己嫌悪に陥らなくて済むのに。


そんな技術が存在しないのなら仕方ないけれど
探していたら…なんだあるんじゃない!


脳の画像診断SPECT!



なんで今まで誰も教えてくれなかったの?
ということが世の中には沢山あります。





前置きがかなり長くなりましたが
日本医科大学付属病院でSPECTという検査を受けてきました。


この検査はアメリカのダニエル•エイメン医師が第一人者と言われています。

彼の治療の特徴は、SPECTによる脳の画像で脳の状態を調べ、脳の状態に合わせた栄養管理や薬の処方を行う点にあります。





まずパソコンで脳を活動させるためのテストのようなものを受けました。

CPTというADHDの検査にも使うテストでした。
X以外のアルファベットが映し出された時だけ、スペースキーを押すという内容です。



テスト開始から4分後に、タスクをこなしながら腕から放射線撮影に必要な薬、ニューロライトなるものを点滴しました。



腕に針を刺したまま15分間テストを受けた後、
大きな機械の中に横たわって
24分間脳の撮影をしました。



頭の周りをグルグルと機械がゆっくり回り、
うとうとぼーっとしている間に検査は終了!



約1時間の検査で
大した負荷もなく気軽に受けられるものでした。



一応保険がききます。
それでも2万円ですけど。



この検査を
作業をした後の脳の状態と
平常時の脳の状態とで
二回検査します。


平常時の検査は来月行うことになっています。


私の脳みそ、どんな風に動いているのかな?
結果は10月までには見られると思います。
待ち遠しいです。



帰り道、乗り換えのついでに
懐かしい銀座のコリドー街を歩いてきました。


このどら焼き、もちもちして美味しい。
遠い通院もこんな楽しみを作ると頑張れます
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