小さい時から
読書が趣味なので


うつ病や発達障害に関する書籍は
読み尽くしたように思います。



まぁ、大抵同じことが書いてあって
どの本を読んでも自分の問題の解決には
ならないのだということが
嫌という程わかりました。



次々に眼に映るものに興味が移ってしまい
家事にやたらと時間がかかることも

衝動性が強くて
どうにも突然キレる悪い癖が治らないことも

やらなくてはならないことほど
先延ばしにしてしまう癖も



魔法のように
ピカーンと解決される方法も薬も
今の世の中には無いのだなと。




だから
発達障害に関する本を読むのはやめました。




最近読む本は
まだまだ頑張れ!とお尻を叩いてくれることを期待して読む、自己啓発本や心理学系やビジネス本の類いが多かったんですが、


メンタリストDAIGOさんのいう通り
夕食並みの量の朝ごはんを食べることも
一番頭が冴えるという朝5時に起きて仕事をすることも、私には実践できず、

スタンフォード式の食事を
実践することもできず


理想ばかりが膨らむ日々です。







そんなとき、こんな本に出会いました。

{256FA42D-4CEC-4959-898F-BBB083209DF3}

pha(ファ)さんが書いたとのこと。

ファ、の意味はわからないんですけど
なんとも言えないゆる〜い響のするお名前。


「ニートの歩き方」
だったかな、
そんな本も出していらっしゃるけれど

学歴は素晴らしく
京大卒‼︎


京大卒なのにニート‼︎

その能力がもったいないなとも思いますが、

さすがに賢い人が
世の中を冷静で達観した視点で描くと
こうも鮮やかに読み解けるのかと

その知性を持ちながらにして
ニートになってくれて
どうもありがとうございます!

と、感謝したい気持ちになりました。



仕事をしない、
家族を持たない、
お金にこだわらない

という3本立ての構成のうち
まだ仕事のところまでしか
読んでいないんですが


これまで読んできたどんな本よりも
気楽な気持ち
にさせてくれる本でしたので
誰かに是非勧めたくなって
誰にも勧める相手がいないので
これを書いています




ながーい歴史を持つ
宇宙規模で考えたら

一人の人間のやる仕事の内容も
悩みもなにもかも
とっっっっっても小さな
取るに足りないものであって、


そんなに色々手に入れようとしなくて
いいんじゃない?



人間は退屈に耐えられないから
ついつい仕事を頑張ってしまうけど

仕事でなくても楽しく満足して暮らせていたら
それでいいんじゃないかな?



寝るより楽はなかりけりだぜ!



みたいなことが
もっと知的に論理的に書いてあります。






この本を読みながら通院のために電車に乗って

たどり着いた病院でも
主治医に

「なーんにもしなくていいんだってば!
エレガントに生きていたらいいんだってば!
あんた、何焦ってんの?」

みたいなことを言われて、


だってだって
将来不安だし、みんな働いてるし、働かなきゃダメだなって思うんですよ

という私の言葉はうまく言いくるめられて
診察が終了しました。




この本のおかげなのか、
先生のおかげなのか、

エンジンがかからず
ここのところ
鬱々するかぼーっと時の流れを見守るしかしていなくて

どうやらそんな自分に焦っていたことを
やっと自覚して、

昨夜から本日にかけて
ゆるくて穏やかな心地で
肩の力を抜いて過ごせています。



この本は図書館で借りたものですが、
また自滅しそうになった時のために
手元に置いておいても良いかなと
購入を検討中です。