最近気になる人がいます。




電車に乗る度に見かける

駅前でコンタクトレンズのチラシを配っている男性のことが

とてもとても気になっています。




いつか話しかけてみたいと思っているのですが
驚かせたら申し訳ないと思い、

なかなか声をかけられずにおります。





好きになったわけでは
もちろんありません





恐らく20代であろう
ちょっと気の弱そうな
ひょろっとした
メガネをかけた彼は


いつも大きな声で
「コンタクトの〇〇でーす!」
と言いながら

道行く人にチラシを配っています。



もちろんほとんどの人は彼を無視して
素通りし、チラシを受け取りません。


見る限り、誰も受け取っていません…





それでも彼は

私が駅に行く度に


元気に変わらないテンションで
チラシを配っており、


しかもやみくもにやたらと配ろうとしているのではなくて、


ちょっと戸惑いながら
恥じらいながら
でも果敢に配ろうとしているのです。
 




始めは私もチラシを受け取らずに
素通りしていたのですが、

最近では
なんとか頑張る彼を励ましてあげたいと思い、

積極的にチラシを受け取るようにしています。





私も専門学校のチラシを配るプロモーションスタッフのアルバイトをしたことがあり

なかなか受け取ってもらえない時の
寂しさや切なさや苦しさを
経験したことがあります。


私の場合は
ある国家試験の申し込み会場で
建物内で問題集やペンセットを配るという
 
チラシやティッシュに比べたら
かなり楽なアルバイトでしたが


問題集を配りながら


「これでこんなにキツイなら
私にはティッシュ配りは絶対に無理だな

と考えていました。






だから
毎日(?)ティッシュでもなく、
単なるチラシを配り続ける彼を

私はとてもとても尊敬しています





今日なんて
私が11時に駅に行った時も彼を見たのに、

17時に帰ってきた時もまだ
変わらないテンションで雨の中、チラシを配り続けていました。




もちろん私は受け取りました。
他の人は誰も受け取っていませんでした。


受け取ると
ちゃんと「ご来店お待ちしております」
と言ってくれるんです! 






私にとっては苦手なことが
彼にとっては天職なのかもしれず、
彼にとっては
容易いことであるのかもしれませんが、



あなたも頑張っているのね。
私も頑張るわ!


と、いつも彼に勝手に励まされております。






どんな仕事でも
頑張っている人は素晴らしいですね!