今日は通院日でした。



私の先生は何度も書きますが
かなり賢い方なので

診察時の質問の仕方も
非常に効率的に行われます。



今日は診察室に入るなり、
「今からいくつか質問をします」
と言われました。




なに?突然…
何かの心理テストやるのかな?


と思ったら
「夫とはどうですか」
と聞かれ、

次に
「アルバイトはどんな感じですか?」
と聞かれました。



こういう前置きする人って
話を整理するのが得意なんだろうなぁと思います。


私はダラダラと流れるような会話しかできないので、予め具体的に数で要点の数を示す人などに、素晴らしいなぁといつも感心してしまいます。






先生は賢いだけでなく
かなり言うことがキツイ
という特徴を持つ方です。




もうあなたは治らない。

 
普通に働くのは諦めたほうがいい。


年収いくらくらい欲しいの?


あなたの体だと200万以上は無理だね。


あなたけっこう気が強いタイプだからね。


具体的に形になる仕事じゃないとつまんないんでしょう?


その容姿を生かしてマンションの受付とかしたら?


あなた夫を失ったら人生狂うよ。


あなた甘えんぼうだからね。夫がいないと無理でしょ。


仕事するより夫を長生きさせることを考えなさい。 






こうやって言われたことを思い出しながら
書き連ねてみると

すごいこと言う医者だなぁ…と思います



まぁ普通に考えたらその通りです
と言う納得のお言葉なので
私もひたすらフムフムと素直に聞いているんですが、



希望とか奇跡とか
彼の言葉からは感じられないよね…




奇跡的に癌が治るかもしれないから
1%の奇跡を信じて治療を頑張る!


みたいな感じで


私も

発達障害は治らないけど
やりたい事がやれる人生にしたい!
だから頑張る!


とは思っているわけです。


それを先生は
「諦めて家におさまりなさーい」
と言っているわけです。



とある日などは
彼は私に

「優雅に暮らす」
「週3日以上外出禁止」

と紙に書いてぽいっと渡してきました…



優雅に暮らす、とはつまり


勉強したり仕事をしようとしたりして
頑張らずに
夫に養ってもらってのんびり暮らしなさい


と言う意味です。



週3日以上の外出を禁じられた理由は

私が失体感症のため疲れを感じにくいばかりか、過集中の傾向があり、
過活動をしてはぐったりとうつっぽくなるので

それを禁ずると言う意味です。




私にしてみたら
今の自分らしさを失なえ
と言われているようなものです。



鬱になりたくなかったら
働くな。




と言う事だそうです。



私は…私は…

小さい時から
何にもできない母のようになりたくなくて



大人になったら
男の人と肩を並べて働いてみせると


豪語するような可愛げのない気が強い子供でした。



そのための努力もしてきたと思います。


今思えば、
かわいそうな子供ですね。
アダルトチルドレン真っしぐら。




そんな考え方で生きてきたので
家庭に今のまま収まっていることは辛いです。



でも私はきっと

盲導犬になるために生まれてきたのに
訓練をやってみたら
どうにもものにならなくて
原因を調べてみたら生まれつき頭が悪くって
盲導犬になる代わりに
家庭犬として新たな人生を歩むことになった

ラブラドールみたいなものでしょう。




家庭犬としての幸せを追い求めるように
気持ちを切り替えなくてはならないのでしょう…



それはわかっている。
言われなくてもわかっているのですが…