うつ病と扁桃体

以前、NHKでうつ病についての番組が放送されました。

http://www.nhk.or.jp/special/yamai/detail/03.html








現在、うつ病の世界の患者数は３億５千万人に達し、日本でもこの１０年あまりで２倍に急増しているそうです。



うつ病になる秘密は今から５億２千万年前に誕生した人類の遠い祖先、魚からというのが最近の研究でわかってきたのです。


魚には天敵から身を守るために脳に『扁桃体』が備わりました。


天敵が来るとストレスホルモンが分泌され、動きが活発になり、素早く逃げる事ができます。


天敵がいなくなると当然、ストレスホルモンは減少しますが


常に天敵が身近にいると『扁桃体』はストレスホルモンを出し続けます。


この『扁桃体』の活動が強くなると情動反応の「恐怖、不安、悲しみ」などの感情が生みだされます



更に２億２千年前に誕生した哺乳類はコミュニケーション能力がついた事により、孤独に弱くなり、うつ病になりやすくなっていきました。






そして『扁桃体』の隣にある『海馬』に恐怖の記憶がいっそううつ病を引き起こしやすくなります。


では、『扁桃体』の活動をおさえるにはどうしたらよいのか？


それは、当然ながらストレスのない生活です。


『平等』『運動』『規則正しい生活』


足つぼだと親指を刺激すると感情のリセットに有効です。


アーユルヴェーダでは感情を溜めこまないで発散させた方が良いといっています。


愚痴を聞いてくれる人に発散させるとか、お金を払って占い師さんに愚痴を聞いてもらう方法もあります。（たまに愚痴だけでもOKとプロフィールに書いてある占い師さんがいます）


精油だと『イランイラン』『スイートオレンジ』『ローズ』『ラベンダー』『カモミール』などもおすすめです。


（私は個人的にストレスがあるときは『スイートオレンジ』が好きです。）


腸を揉む。


腸が元気だと幸せ物質といわれるセレトニンがたくさん分泌されます。


極めつけはストレスの原因となる環境、人から離れる。





私、自身もずっと前に２回ほどうつ病になって薬にお世話になっていた時期もあります。


うつ病はまわりの理解もなかなか得難いものなので、元気になる薬は自分自身しかいないと思います。

できることからひとつづつ始めてみてはいかがでしょうか。