これはわたしの遠い記憶。
 

けれど今も、

その記憶の中には
「まだ可能性はあるよ」と
小さな声でつぶやく私がいます。

 


自分の存在って何だろう?


思春期のせいだったのか、

環境のせいだったのか――
 

理由はわからないけれど、
ずっと心の中に

“生きづらさ”を抱えていました。

 

楽しい時間もあった。でも、

その裏でいつも恐怖を感じていた。

 

今日も友達は仲良くしてくれるかな?
突然、仲間外れにされたりしないかな?
失敗しない一日でいられるかな?

 

明確な理由もないのに、
見えない不安に

押しつぶされそうな日々でした。

 


今思えば、
あの頃のわたしは

いつも何かに怯えていた。

 

「今が楽しくても、

 あとでどうなるかわからない」
「休みが終わったらまた苦しい日がくる」

 

そう思うたびに、
心から安心できる時間なんて

どこにもなかった。
 

誰にも言えず、
ひとりで、延々と考え続けていました。

 


でも、

その過去が今のわたしをつくっています。

 

あの頃の痛みがあったから、
人の悲しみに敏感でいられる。
 

恐怖の中でも生き続けた自分がいたから、
今、誰かを想える。

 

それでも、
「もう一度同じ人生をやり直したいか」と聞かれたら、
きっと首を縦には振れません。

 

それくらい、

あの時間は真っ暗な記憶です

 


あなたにも、
似たような夜や季節があったかもしれません。

 

何度も「もうだめだ」「もう嫌だ」と思って、
全部を終わらせたいほど苦しかったとき。

 

親の顔を思い浮かべたり、
いなくなったあとの世界を想像したりして、
それでも踏みとどまった――
 

その事実だけで、

あなたは本当に強い人です。

 


苦しさや孤独は、誰にでも訪れます。


けれど、どうか覚えていてほしいのは、
“抱え込まなくていい”ということ。

 

自分のことだから自分で向き合うしかない。
でも、全部をひとりで背負う必要はありません。

 

信頼できる人に話す。
気持ちを落ち着かせる時間をつくる。
少し距離をおいて、深呼吸してみる。

 

それだけでも、
心の中の小さな灯りが、

もう一度ともることがあります。

 


人は、

誰かに話すことで癒えていく生き物です。
 

泣いても、言葉にならなくてもいい。
 

あなたの中の「助けて」という声を、
どうか無視しないでください。

 

それは弱さではなく、
生きようとする力の証です。

 


あなたが今、
静かに誰かに頼れる夜でありますように。

 

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Reframe

SHIN|Inner Editor

 

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