食べることとは2 | Refrainの美味しいもの見つけた!

食べることとは2



この時期、少しだけいつもより時間があるので、オタクな話を。。。
「食べることとは」を考えると、「生きることとは」と同じ話しに繋がっていきます。
「生きることとは」を考えるのは、人間の永遠の命題で、とても一言では言い表せません。
なので、科学的な事実をまず知り、そこから人間個人が各人の結論を出していくべきだと思うのです。

「生きている」ことの科学的意味とは、通常、「代謝を通じて、自己を維持すること」でしょう。
理系に絡んだ人ならピンと来るでしょうが、宇宙の普遍の法則は、「エントロピー増大の法則」です。
全ての事象は、エントロピーが増大する方向、すなわち、乱雑さが増す方向に進むのです。

人間というのは、極めて高度に組織されたものであり、一見、「エントロピー増大の法則」に大きく反しています。
では、なぜ、人間が存在しうる(生きられる)のでしょうか?

これは、30年ほど前のノーベル賞となった概念である「散逸構造」の考え方を導入する必要があります。
わかりやすい例は、味噌汁を煮ているときの、独特の対流です。
たまに、規則的な対流の模様が出来るときがありますよね。
あの現象は、一種の散逸構造なのです。
すなわち、エネルギーを投入しているとき(加熱しているとき)だけ、あの対流の模様が出来ているのです。
そして、エネルギーを止めると(加熱を止めると)、あの模様は消えてしまいます。
すなわち、エネルギーを投入しているときだけ、「エントロピー増大の法則」に見かけ上反して、整然とした組織体を保ちうるのですね。
まさに、味噌汁を加熱しているときのあの模様が、人間が生きていることと、ある意味同じことなのです。
すなわち、人間も食べるというエネルギーの投入を行わないと、「エントロピー増大の法則」に従い、ばらばらになって死んでしまいます。

食べること、生きることの、科学的事実は、おおよそこんな説明になるでしょうか。
あとは、この事実に基づいて、食べること、生きること、を個人がどう考えるかという問題だと思います。

ちょっと、オタクな内容を書きましたが、私は別に宗教などとは一切関係ございません(*゚ー゚)ゞ
ああ、こんなこと書いて読者さんが減らないといいな。。。