宮台真司の『日本の難点』を読みました。
論文調ではなく講義調なので、予想よりは読みやすかったです。新書で日本の重要問題を横断的に取り上げるので、一つのテーマを微に入り細に入り論述することはありません。入門書という体裁になるのかな。
しかしやはり読みづらい箇所がたくさんありました。著者はどういう読者層を想定しているのでしょうか。
随所に出てくる社会学の術語や説明は時として自分の読解力を超えてます。
そもそも予備知識が欠けているから仕方ない。
デリダやルーマンなんて難易度高すぎ。でもせめてクルーグマンやギデンズあたりを再読でもしないと。
まあ私はこういう奇天烈な文章も芸だと楽しむタイプだし、妙に媚びた、テレビの解説番組のような{やさしい}言い方に満ちていたら落胆したでしょう。
社会学の素人でも、ゾーニングや奪人称化機能とかの話は面白かった。
今の制度のままだと日本は今後今より不幸になるだろう。そうならないための処方箋のようなものが書かれていますが、ハードルは高いように思えます。
日々の生活に追われている人が高い問題意識を持ち、「価値コミットメント」とやらを実践するのは容易ではないと思います。
