しばらく前に我が家の近くに出現した不思議な雷雲です。異常気象続きのせいか、音はせずに雲の中で光っているだけでした。
前回、前々回と職場のパワハラのことを話しましたが、今日は全然別のことを書きます。ほとんど人に語ったことのない事柄です。
✳️私の不思議経験。2009年8月20日
誰しも不思議な体験ってありますよね。
もうだいぶ時が経ってしまいましたが2009年8月20日。その日がずっと記憶に刻まれています。
特に不思議な体験や奇跡、スピリチュアルに興味があったわけではありません。若い時にキリスト教の洗礼を受けて長く教会に通っていましたが、ここ数年も2009年当時もなが〜く教会とはご無沙汰。仕事が忙しくてとても余裕がありませんでした。何かを求めて心が乾いているということもなかったように思います。
✳️いつもと同じの帰り道のはずが……
その日もいつもと同じ1日でした。会社が終わって上司と3人で居酒屋に行って仕事の話をし、ビールを２、３杯飲んで家路に着きました。何がどうなってそうなったのかは今でもそうですが当時もよく思い出せません。気が付いたら「そうなっていた」としか表現できません。
駅から自宅を目指す公園の中の道。階段を降りている途中から気が付いたら「そうなって」いました。
心の奥底から突然込み上げてきた喜び。「素晴らしい！ 素晴しい！ 神は本当にいるんだ！」「素晴しい、ああなんて素晴しい！」。理屈なく込み上げてくる確信の言葉と喜びの奔流。初めての経験でした。
✳️心の奥が突然「別世界とつながった」という不思議な感覚
いろいろな考えが沸き起こってきました。「ああでもなかった、こうでもなかった。全然違っていた！」この言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡りました。自分も多少はスピリチュアルな経験というものや奇跡的な経験というものについて考えたこともありますし、イメージもありました。
しかし、今経験していることはそのどれとも違ってました。ですから「ああでもなかった、こうでもなかった」なのです。自分が持っていたイメージとは全然違っていた！ということなのです。
少し冷静になって自分の心を覗き込みました。そのとき、一つの感覚が明確にありました。それは自分の心の奥の奥、どこか知らない一点が突然現実の３次元世界とは別の世界とつながってしまったという感覚です。そしてそこから「愛」と「喜び」と「許し」が奔流のようにして心の中に流れ込んでいるという感覚。長く生きてきましたが、生まれて初めての感覚でした。そういう経験がありうるとも思ってもみませんでした。それが、求めもしないのに突然自分に起こったのでした。
✳️数ヶ月も続いた感動
「ああ素晴しい。この経験は思い出すだけでいつもここにある。ここに、この経験をしただけで十分に素晴らしい人生だった。本当にありがとう。すべての苦労が報われた。これからの人生はすべてお任せします」。そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきました。そしてこの感覚は実にその後数ヶ月間続いたのでした。そして同じ道を通るたびに思い出したのでした。
その経験は自分で求めたものではありません。ですからコントロールできません。今後二度と起こらないかもしれないし、次の瞬間突然また起こるかもしれません。そんな感覚は今でも続いています。次回、もう少し詳しく書きます。
その（１）完