もちろん糖質(炭水化物)は重要な栄養素です。
生物は、食べ物のない状態をいかに乗り切るかを
前提として進化してきました。
食べるものがないということは、
生きていく為のエネルギーが
不足するということです。
つまり、死を意味します。
食べるものが何時手に入るか分からない
環境にさらされていた生物にとって
速やかにエネルギーになり、
蓄えることで再び訪れる飢餓状態に
備えることが出来る、糖質(炭水化物)は
優秀な栄養素ということになります。
だから、人間は本能的に甘いものを欲するわけです。
ただ、現代の人間社会は
生物の歴史の中でも稀に見る「飽食の時代」なのです。
もちろん、国によって環境の差がありますので、
一概には言えませんが、
先進諸国で肥満や、糖尿病、生活習慣病の問題を抱えている
国家であれば当てはまると思います。
食べる気になれば何時でも、
好きなだけ食べることが出来ます。
このような環境は、長い生物の歴史の中で考えると
本当につい最近の極めて短い期間にしかすぎません。
人間は、食べられない状態でも、その生命を維持する為
2重、3重のバックアップ体制を用意しています。
しかし、栄養の摂り過ぎに対しては、ほぼ無防備なのです。
現代のような飽食の環境を想定していないのです。
食べ過ぎが習慣化し
肥満になり、糖尿病、動脈硬化、高血圧、
心臓病、脳卒中、悪性腫瘍etc.etc
といった病気になってしまうなんて
本当にここ最近の話なのです。
このような病気を予防するには、
自分で節制しなければならないということになります。
身体が都合よく栄養素を必要な分だけ
調整して吸収、排泄くれるわけではないのです。
ということは、どの栄養素でも同じことが言える訳で
糖質、炭水化物が悪者ということではなく、
要は、「摂り過ぎ」が問題と言うことなのです。
特に日本は糖質(炭水化物)を過剰摂取しやすい
環境にあることは否めません。
前回お話したように、一食あたりの主食の割合が60%
というのは、一人当たりの糖質摂取量の底上げに
なってしまっていると考えられます。
ただでさえ酒、ご飯、パン、麺、パスタ、蕎麦、うどん、
ケーキ、チョコ、アイスクリーム、大福、鯛焼きetc.etc
甘いもの、炭水化物が大好きなのですから・・・・・
それはさておき、
なんだ、じゃあ、
やっぱり食べれば太るんじゃない!
と思われた方、
お忘れではないでしょうか?
内臓も筋肉(平滑筋)です。
ということは・・・・・・・
続きます。