やたら 父の日 って言葉が飛び交う
CM、インターネット、ショップのPOP ・・・
こんなに せつなく届く 父の日商戦は はじめてだ。
先月、突然 父が逝ってしまった。
大切な人であれば あるほど
死 という言葉を安易に使えない。
亡くなった途端
病室ではなく、人目のつかない部屋に移され
すぐにお線香をあげられてしまうことにも
あまりにも 突然の別れだったので
私は 素直に従えなかった 。
いわゆる お線香をあげる対象 = 父 になってしまったという現実が
すんなり自分の中に入って来なかった。
今も なんでいないのよ? と 急に行き場のない想いがこみあげて
いつも 父が座っていた指定席に
父の 気配のあった あの感じを 想い出す。
テレビをぼんやり 見ていても
ほんの このあいだまで この番組を 一緒に見ていたっていうのに
もう この世に 父は いないのだ と
分かっているのに 分かっていない感覚にとらわれる。
皮肉なことに
父が みえなくなってしまったことで
さらに 守られていると 感じ
残された家族は 父との絆で 団結が強くなっている。
私は 彼に 守られていた。
生まれてから ずっと
そして 私自身が この世から 逝く日までも
その先も ずっと ずっと ずっと その先も
守り 守られていくんだろうと
そう思わせてもらえることの幸せが 何よりも あたたかい。