受け継がれる体質と自身で作り上げる状態のお話をもう少し続けますね。
家族は一緒に暮らし、同じような生活を送ることによって似てきてしまう…
そして更に親子となると、この世に誕生する前から受け継いだものも多いですよね。
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親子の場合は、そんなに長い時期過ごさないこともあるので、受け継いだもの+一人前に育てらるまでの時間が後々まで影響がある訳です。
生活習慣の中でも、特に食習慣などはわかりやすいですよね。
「おふくろの味が一番!」男性だけでなく、女性もそう思う皆さんは多いのではないでしょうか。
食習慣・傾向は、お母さんの嗜好、またはお父さんの好みに合わせた「おふくろの味」が原点だったりしますね。
味付けや好き嫌いなども左右されてしまうこともあります。
やはり生まれ育った環境の影響はけっこう大きいのですよね。
近年では「おふくろの味」ではなく「袋の味」だったりすることもあるかも知れませんけれど(笑)
さてさて…
前置きがとても長くなりました。
私の場合ではありますが例外だらけです。
父・母にはあまり似ていなくて、体質もほとんど影響を受けていないと思うのですよね。
何年か前にここでも書いたのですが、幼い日に「環七のガード下から拾った」というのをけっこう信じていたくらいです(笑)
見た目はもちろん、体質などもかなり違うのです。
まず、母とは正反対。
大まかな体質や生活習慣、性格・性質的なものなどなど…まるで他人のようです。
強いて言えば、血圧が低いことと膝から下の形が似ているくらいですね(笑)
私の妹はわりと見た目は父に似ていました。
しかし最近は母に似てきているようで、当たり前ですが「やはり母娘なのねぇ」と思いました。
母ですが、年齢を重ねてもかなりの低血圧です。
そして一時はコレステロール値を下げる薬を服用していたり、今は検査項目にならないこともある中性脂肪が高い母に反して、「低いけどまあ大丈夫かな?」と言われる私です。
血圧もたまに測り直されたり、低めだと指摘されることもありますが、ほぼ正常範囲になりました。
他にも多々ありますが、書くとキリがないのであとは省略します。
母も実母はとは違うようですね。
私の祖母は高血圧の要因による、脳梗塞か脳卒中で41~2歳の時になくなっているそうです。
※当時15歳の母の記憶の話ですので、正確な病名は定かではないのですが??。
母の実父である私の祖父は、アルコールが全く呑めないけれど肝臓がんで30代になくなったそうです。
今ならば「肝臓=お酒」なんて安易に考えないのですが、昔は「呑まないのにね~、うちの家系って短命なのかな」と思っていました。
まぁ、当時を考えればそういう成人病に対しての救命率も高くなかったことでしょうし、がんも致命的で治せない病だったのですよね。
両親の体質をあまり受け継がなかった母は、細々とした警告はありながらも、現在も元気に過ごしています。
不調がない訳ではなく、自身の満足度も満たしているかどうかと考えると…まぁまぁといった感じのようですが。
父も私とは違う体質だと思いますし、生活習慣もまるで異なります。
でも「休肝日なんてない」らしいし、胆嚢を取ったみたいなので、おおよその想像はつきます。
病気・健康状態はもちろん遺伝的な要因もありますが、自身でそのように仕向けてしまうこともたくさんあると思うのです。
生活習慣だけでなく、男女差や思考の癖、ものの捉え方、器質よりも性質的なもののほうが大きい気がします。
すべて総合した形を、私はよく「個性」というように表現しますが。
親子や家族でもそれぞれ異なりますし、似ない状況を作るのもご本人次第だと考えています。
うちは「○○家系だから…」というのをネガティブではなく、活かすのもご本人の個性ではないでしょうか。
どうかできるところから見直して下さいね。