・主訴:全身の倦怠感、堰、鼻汁、発熱、喉の渇きなど。食欲低下、下痢、などの身体表現性疾患は見られなかった。
発熱は37.2.
・問診、検診:25日前後の大雪前後から倦怠感を感じていたため、大よそ、予想以上の体力低下、免疫力低下のところに、乾燥した部屋にて満足な口腔内の最近除去を怠った為の細菌感染と思われる。発熱までに時間が空きすぎている為、初日で対症療法をしていれば1日で回復していた可能性が高い。
喉を見ると口蓋偏桃に膿栓がみられ、「急性篇桃炎」、いわゆる喉風邪と判断できる。軟口蓋、も赤く、鼻空内の口内篇桃、舌篇桃も炎症を起こしていることが予想された。また、舌上の舌苔が異常に多いために、口腔内限定での細菌感染と推察できる。
堰は稀にあるだけで下咽頭までの炎症は起こっていないと思われた。
・処置:まず舌苔を除去させ、うがい、歯磨きをさせ、口腔内の細菌を除去させた。
その後、点鼻薬、のど飴をなめさせながら、10分間45度の風呂に入浴させ、45分間加湿器のそばで安静にさせた。寝る直前にもう一度同じサイクルをさせ、市販の風邪薬をのませ、10時間睡眠をとらせた。
・結果:熱は36.後半に落ち着いているが、免疫力低下はまだ否めず、安静が重要である。発汗がみられ、よくあるその後の食欲低下もみられていたため、回復に向かっていた。
市販の風邪薬、胃腸薬、整腸剤、たんぱく質栄養補助食品、栄養ドリンクを与えた。
かならず口腔内の細菌除去を徹底させた。
出勤したが、問題なく、むしろ病状は午後に向かうにつれ回復、喉の急性篇桃炎の膿栓もみられなかった。
・考察:処置が遅かったために5日間の風邪を引いたが、患者の回復力は大変目覚しく、1日+半日で回復した。予後は予防すれば問題ないと思われる。
患者本人がなぜ気づかなかったのかが今後の課題と思われる。
アセチルサリチル酸が概ね有効だった。
っつーことです。つーか俺が見抜くまで風邪ってわからんてどういうことだよw