原因 風邪感冒症候群、インフルエンザ菌など
急性咽頭炎
咽頭は鼻腔や口腔の奥にある部分で、ここには咽頭扁桃や口蓋扁桃、口蓋垂などが存在しています。咽頭炎とは咽頭に起こった炎症のことです。
急性咽頭炎では咽頭の痛みが急激に現れ、そのほか全身倦怠感、頭痛、発熱などを伴うこともあります。溶連菌感染の場合、全身に発疹の現れることがあり、猩紅熱と呼ばれます。慢性咽頭炎では咽頭の不快感、異物感などが慢性的にあり、それに伴って咳払いも増えます。咽頭特殊感染症では、症状は普通の急性・慢性咽頭炎に似ているので、症状だけで鑑別するのは困難です。
喉の異物感(キタンナーゼ)のために嚥下が困難なため、食事が出来ない場合があります。微熱のため大変汗をかくのでゼリーや飲みやすい飲料などで栄養を摂りましょう。
原因 風邪感冒症候群、インフルエンザ菌など
急性扁桃炎
主に口蓋扁桃の急性炎症を指します。口をあけてのぞくと、のどちんこの横にある口蓋扁桃が赤くなってはれていたり、または扁桃表面が白色のうみでおおわれるタイプがあります。
のどの痛み、発熱、嚥下痛や耳への放散痛、全身倦怠感、食欲不振があります。とくに小児の場合、経口摂取の不能により脱水症状となって重症化するので注意が必要です。特に微熱は4~5日続くこともあり、水を飲むことさえも痛みで出来ない方がいます。
薬物治療としては、細菌に対して抗生物質、発熱や痛みに対して消炎鎮痛薬を5日間程度、さらに口腔内を清潔に保つためにうがい薬が処方されます。炎症症状が強い場合、脱水症状のある場合は、積極的に抗生剤などの静脈注射、点滴治療が行われます。とにかく横になり、動かないことが早期治療になります。水分は定期的に可能であれば摂りましょう。
だそうです。