そうじゃないかもしれないが、そうであるかもしれない。
君がそう思うなら
ジワジワとセミの響きときな臭い砂の臭いが汗に混じり、思わずせきがでそうになる灼熱の温度。六月もまだ下旬だというのに連日の真夏日のせいで体力どころか気力までふきぬけた空にもっていかれそうな錯覚。
「なんなんだ……」
砂が混じったような口をまわして思わずつぶやく。今日は本当に運が無い。どこぞのピッチャーかしらないがまさか上級生を差し置いて投球の確認に立たされたが――なんなんだこれは。
揺らいでみえるセンターとセカンドは依然として後ろに下がり気味、もとより振りで取るよりフライでとるつもりか。しかしレフト、ライトは動いていない。
どちらにせよこのまま討ち取れる自信があるってことか。
ボールを手に平のうちでまわしていたピッチャーはようやくこちらに気づいたかのように投球動作に入った。彼の足が動き、腕がしなる。
――ストライク!
だが俺のバッドは左足を踏み出した所のすんででとまった。
「ボール」
審判の声を聞きながら、やはりこのキャッチャーのリードはすごいと感嘆する。外角高めのボール球。ファウルをすでに二回だして競っているバッターならつられて振ってしまう所だろう。そこをほとんど堪かひらめきかなにかで踏みとどまった。運がよかったのかもしれない。バッターのフォームを確認してからどこにボールをいれるかこのピッチャーはリードし、さらにあの速度で抜群のコントロールの玉が来ればそうそう確かにうてない。
ならば逆にこっちが釣ってやればいいか。
俺はフォームを直してすこし左足を後ろにさげたままボールをうけとったピッチャーを見つめた。帽子のつばをいじり、癖なのかしきりに右手でボールを手の中でまわす。こういう感覚、すべてが吹き飛んでいくような感覚は何度も味わっている。
暑く、息が乱れる中ただ前からボールが飛んでくることだけを待ち続ける錯視。
軽く、汗が流れる中ただボールを投げるやつの鼓動がかんじられるような幻視。
いまさらの微風にわずかに眉を顰め、サインを確認したピッチャーが投球フォームに入る。左足が上がり、肩を軸にして右腕が後方に引かれる。
――内角低め
そう思考した時はすでにバッドがボールの衝撃を感じていた時だった。外角で腰が引けたバッターには内角で決め球を使う。そうこっちがみせたように投げてくれた。だからつかめた玉だろう、が、
ボールは山なりに大きく弧をえがいてレフトへ飛んでいく。
思わず後ろのピッチャーも腰を浮かせ、マスクをはずしてその行方を目線で追う。
ボールはそのままフェンスをこえて隣接する住宅に吸い込まれていった。
ヤバイ、とは思ったが距離があるためここからじゃどうなっているかわからない。
「ふふぁ、ファウル」
審判がどうしたものかと迷ったままいうと、
「峰岸! ボールはどうした!」
ベンチに下がっていた監督が鼓膜が割れるような大声で言った。レフトにいた峰岸はこっちに走りながら手をバツ印にして外へといくハンドサイン。
「まったくもってまた近隣住民には私がいかなくちゃならんのか、日向、お前とっといってこい走れ! 一人でだ! ちゃんと頭下げてこいよ! 白石はそのまま投球練習しとけ。山岸、お前日向の代わりにはいれ。バッドは振らんでいい」
そんな監督の指示にはいはいと御辞儀をして早々にグラウンドをはしりぬけ、そういえば過去なんどかファウルが飛んでいった話はきいたな、とどうでもいいことに思考をそらした。
でおしまいw
ということを、アニメみたあとにテキトーに思いついたのでテキトーに即興で書いてみたw
たぶんゲーム的な小説だとこうなるんじゃないかなぁって
ていうかだめだなもう少し心理描写いれないと。バッターとバッテリーのかけひきはムズイ。
日向とユイしあわせになってほしいねぇ。
さて、ここまでが序章だ諸君。だが、それは前の記事へ→
【追記】
あの・・・なんかすごいアクセス数なんですけど・・・ご希望があれば駄文でよければユイとの出会いまと、最後までかきますが・・・どうしますか?w
誰かメイトさんなんかいってw