こんにちは。韓国で両顎手術・輪郭手術を専門とする病院、
リフェイス口腔顎顔面外科の専門医、キム・ドソプと申します。

 

透明矯正は、最近本当に多くの方が好まれる矯正治療法です。 透明矯正の方法はいくつかありますが、 その中でも最もよく知られている方法は、 Invisalign(インビザライン)という矯正方法です。

 

 

​ Invisalign は、アメリカの矯正治療装置製造会社の会社名ですが、 この方式はデジタル情報に基づいて、 精密で便利で清潔な矯正治療が可能であり、 全世界で多くのユーザーが利用しているため、 データが豊富であるというメリットがあります。

​ また、最近では歯に接着するレジン(アタッチメント)を利用して、 よりきめ細やかな歯の移動も可能になったため、 難易度の高い矯正も十分に可能だと 多くの方が考えています。

 

​ ただし、このような透明矯正治療は、 伝統的な方式の矯正治療に比べて、 費用が少々高くなることがあります。

​ とはいえ、矯正装置メーカーの技術力も優れており、 何よりも審美性が高いという大きなメリットがあるため、 高費用にもかかわらず本当に多くの方が好み、 両顎手術を受けられる方も、このような理由で 透明矯正をかなり選択したいと思われるようです。

​ では、果たして両顎手術のための外科的矯正も、透明矯正治療でできるのでしょうか?

​ 結論から申し上げますと、外科的矯正も透明矯正で当然できます。 

私も透明矯正治療を受けて両顎手術をしたケースがいくつかありますが、 まずは症例を写真で見てみましょう。

 

​ まず、見ていただくと、 手術前に持っていた不正咬合が、 両顎手術を通して解消されたことが分かります。

​ 特に下顎が前に出て噛み合っていた反対咬合(下顎前突)、いわゆる受け口であるアングルIII級不正咬合が、正常咬合に改善されており、 また、非対称(顔のゆがみ)がある症例でも、 歯の中心線がきっちり合うように 手術治療がしっかりと行われていることが分かります。

​ 骨の写真を見るときも同様です。

 

 

 透明矯正患者の両顎手術の特徴:顎間固定のための「歯茎のネジ」

 

​ では、透明矯正の患者さんと一般的な矯正の患者さんの 手術時の違いは何かというと… それは歯茎のネジ(アンカースクリュー)を何本か使用しなければならないという点が 少し異なると言えます。

​ 伝統的な矯正(ワイヤー矯正)を行っている方は、 ブラケットとワイヤーを口腔内に装着しているため、 手術中に上顎と下顎を噛み合わせる(顎間固定する)過程で、 この装置を利用すれば良いのですが、

​ 透明矯正の患者さんは、上下の顎を互いに噛み合うように 固定するためのフックがないため、

​ このような時に歯茎にネジ(アンカースクリュー)を植えて、 このネジを利用せざるを得ないのです。

​ しかし、このように歯茎にネジを植えると、 すごく痛そうに見えたり、また、見た目がごつごつして とても怖そうに感じて、少しためらう方もいらっしゃるかもしれません。 実は、この歯茎のネジは非常に便利な道具であり、 痛みもあまり誘発されないと見て良いでしょう。

 

​ そして骨がある程度回復すると、 その後にネジを抜くだけで、 歯茎は再びきれいに回復します。 ただ、たまに使用していると、 ネジが少し緩んでぐらつくことがありますが、 その時はネジを再度埋め替えれば良いだけです。

 

 

 透明矯正と外科的矯正(手術矯正)の制約事項 

 

​ したがって、このように歯茎のネジを使用できるため、 一般的な両顎手術においては、透明矯正だからといって 特に大きな違いはないと考えることができます。

​ 実際、一般的な美容目的の両顎手術でも、 歯列矯正なしに手術をするケースも多く、 同様の手術方式を使用してきましたし、 透明矯正の患者さんも同じだと見ることができます。

​ しかし、それよりも外科的矯正自体に、 かえって少し難しさがある場合があります。

​ 実は、両顎手術を考慮しなければならない方の中には、 多くの場合、上下の歯が思ったよりも かなりガタガタになっていることがあります。

​ そして、このように歯並びのガタガタの程度がひどいほど、 歯をきれいに並べるために より大きな努力を払わなければなりません。

​ ですが、透明矯正治療は相対的に 伝統的なブラケットとワイヤーの方式に比べて、 歯を移動させる能力が不足する場合が多く、 ブラケットとワイヤーの方式よりもはるかに時間がかかる可能性があります。

​ そのため、このような場合、矯正の段階での効率性を考えて、 透明矯正よりもブラケットとワイヤーの方式を選択する方が 良いかもしれないということです。

​ ここで重要なのは、このような判断は 全面的に矯正専門の先生の意見に基づいて 決定を下さなければならないということです。

​ ですから、結論として見ると、 透明矯正を選択したからといって、 手術治療を行う上での制約点はほとんどないと言えますが、 歯のガタガタがひどい場合には、 透明矯正で外科的矯正を行う上で 制約点が少しある可能性がある

​ このようにまとめることができるかと思います。

 

今日は、このように外科的矯正を 透明矯正でできるのかどうかについて 調べてみました。

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