日本リ・ファッション協会では「衣育」事業として
出前授業や体験学習の受け入れを行っています。
東京都立葛飾総合高等学校様とは2015年にご縁をいただき
被服専攻2年生を対象に出前授業と体験学習の両方をご提供しました。
翌年2016年は前年に受け入れた生徒さんが自ら企画して文化祭にて衣類回収を行いました。回収した衣類はリ・ファッション ラボで受け入れるという連携を実現しました。
<まずは時系列に事例をご紹介します>
●2015年6月
問合せを受け担当教師と打ち合わせ。
●2015年7月8日(水)
事前学習として「衣育」の座学を出前事業。(約2時間)
●2015年8月4日
衣類回収体験
会場:エコギャラリー新宿
A班 9:30-13:30
B班 13:30-17:30
新宿中央公園内にある「エコギャラリー新宿」では年に5回ほど衣類回収を実施している
10時の受付開始直後からたくさんの方が訪れました
全員で記念写真。
それぞれが自分が将来進もうとしているファッションの循環について
リアルに考えさせられる体験となったようだった。
回収した衣類の一部。段ボール箱にして50箱以上の量を一日で回収。
夕方に回収車が到着。職員さんと一緒に車に運び込み終了。
●2015年10月9日(金)
リ・ファッション ラボのある倉庫で仕分けボランティア体験
(1)午前中は衣類リサイクルの座学
午前中は総合リサイクル事業の企業様に座学を依頼。
衣類リサイクルの現状とここで仕分けをした衣類のうち
海外に輸出されるものはどこの国でどのように使われるかを学ぶ。
(2)午後は工場内を見学してから仕分け作業へ
工場責任者から注意事項と工場内全体の説明を受ける
リサイクル衣料を輸出する際にはプレス機で固めてキューブ状に。
相当の圧力をかけてプレス
コンテナで輸出するため、コンテナ一台分を貯めて行く。
好きなファッションアイテムがプレスされること、プレスされてガチガチの固さに衝撃。
仕分けボランティア体験。この日は靴やバッグ、ファッション雑貨を中心に。
海外向け古着入れBOX。この後にプレスされる。
●2015年10月25日(日)
衣育を伝える体感型イベントで会場係ボランティア体験
会場:アミューズミュージアム
●2016年9月20日(火)
ご来場者に着物体験をしていただくため、スタッフも着物でお迎え。
●2016年9月17日(土)18日(日)
文化祭内で生徒自ら企画をした衣類回収
昨年学んだことをもとに企画。事前にチラシを作って配布し、当日は回収しながら説明。
始めてにもかかわらず沢山の方にご協力いただいたそうです。
お礼を申し上げます。
素晴らしい連携を本当にありがとうございました。
これからもそれぞれの道で一緒に学んだことを活かしていけると嬉しいです。
「衣育」は知識に終わらず、自らアクションを起こすきっかけを作ります。
日々の生活スタイルを変えるアクションはその日からでも可能です。
地域コミュニティーなどグループで起こすアクションも
無理なく出来るところからスムーズに始めるのがポイント。
東京都立葛飾総合高等学校の被服科の先生、生徒さんは
とてもよい事例だと思います。
ご参考になさってください。
日本リ・ファッション協会の出前授業、ボランティア体験をご希望の企業、学校、コミュニティーの方は、事務局までお気軽にご相談ください。
事務局 info@refashion.jp