先月のギャラリー・ドゥー・デュマンシュでの2人展から早1ヶ月。
熱が冷めぬ内に早めにまとめたいと思いつつ、展示終了後に続いて
イースターイベントに参加し、その後も仕事や所用が重なり…
そろそろまとめないとずるずるしそうなのでようやくまとめました。
改めて、ご来場下さった皆様、ギャラリースタッフの皆様、
相方のuna cartaちゃんに、お礼を申し上げます。
たくさんの方々に作品を見ていただき、お話したり、励まされ、
濃厚な2週間でした(在廊したのは前半だけでしたが)。
たくさんの原画をまとめて見ていただける機会が久しぶりで、
原画をじっくり見ていただき「原画を見られて良かったです」と
いうお言葉が本当に嬉しかったし、原画も何枚か購入いただけて
嬉しかったです。
自分自身の反省課題も出来て、今後満足出来るような作品制作に
繋げて行きたいと思います。
先月の中間報告で少し展示風景をアップしましたが、もう少し
詳しく写真をアップします。
展示写真がクリアに撮れなかったものはデータでアップします。
2人展にちなんで「ペア」の女性映画や女性像を数作描きました。
ジャック・ドゥミの代表作「ロシュフォールの恋人たち」をメイン
ビジュアルに(今回描いた新作と07年に描いた旧作)、ドヌーヴ
(同じくドゥミの「シェルブールの雨傘」)とドルレアック
(トリュフォーの「柔らかい肌」)「姉妹」のポートレート。
続いて「女友達」ペアは、パリ(主にモンマルトル界隈)が舞台の
映画の対照的な2人組のパリジェンヌたち。
「ミナ」(マルティーヌ・デュゴウソン)のミナとエテル。
「セリーヌとジュリーは舟でゆく」(ジャック・リヴェット)のセリーヌとジュリー。
対照的な女性2人を描いたロメールの「友だちの恋人」も描きたかった。
けど間に合わず、描こうと思ってたラフ。
テーマを決めて描いた2作(右2点)。
展示のテーマ「女性たち」に合わせて描いた「アントワーヌと女性たち」
もちろん、恋多き男トリュフォーの分身、アントワーヌ・ドワネルの
シリーズ映画を軸にしたアントワーヌの女性関係図を描きました。
BBのヘアカタログ
(色々な女優のヘアカタログバージョンのも考えてたけど間に合わず)
両作品とも時間をかけて描いたのでどちらもお嫁入りして嬉しい!
同時に、手放す寂しさもありました。
キャンバス画は意外と時間がかかり、新作は2点のみの制作でした。
+旧作のリメイクのポートレイト。
丸キャンバスに描いたジェーン。
「スローガン」の時の襟元やパフスリーブが可愛いワンピース。
胸元には「je t'aime Serge♡」はアレンジでハンドペイント。
何度描いたか判らないぐらい描いてる「女は女である」のアンナ。
衣装に合わせた鮮やかなブルーのリボンでサイドをぐるりと囲み、
プレゼントボックスのように仕上げました。ヘアバンドのリボンも
本物のリボン。
こちらは6年前に描いた「はなればなれに」のアンナをリメイク。
ジグザグ激短前髪が短過ぎなのでもう少しナチュラルにして、
表情や全体の雰囲気を少しお直ししました。
6年前に描いた元の作品。比較してみると野暮ったさが際立ち、
直して可愛くなったと思いますが、いかがでしょうか。
展示直前にギリギリ描いたレア・セドゥ。
往年の映画作品が多かったので、近作のフランス女優も描きたくて、
好きな若手女優(と言ってもアラサーで売れっ子のベテラン)の一人、
レアを描きました。
彼女を好きになったきっかけの映画「美しいひと」が一番ナチュラルに
美しかったので、この時代の彼女を描きたかったのだけど、以前描いた
こともあり、なかなか気に入るショットが見つからず。
画像を探してて、PRADAのフレグランスCANDYのイメージガールの
レアの写真のこのポーズが、自然体で可愛い表情で選びました。
個人的に気に入った作品だけど、全体的に見て色が薄くて目立たない…
と思っていたら、気に入って下さった方がいてお嫁入りしました。
しかもレア・セドゥを知らなかった方で、作品を見て気に入って下さり、
尚更嬉しかったです。
長くなるので、まとめ2に続きます