ストーカー
2004年だっただろうか。ある女(Mとする)にストーカー法を適用してもらったことがある。
Mは当時付き合い始めた彼女(Cとする)の友人。
Cと付き合うようになってからしばらくして、MはCの悪口をおれに対して言うようになった。
おれもCもMとの交友をやめる。
以後、断続的にいろんなことが起きる。
オレに対しては、ルーズリーフ表裏ぎっしり書いた30枚以上の手紙。自分がいかにまっとうな人間で、いかにCがBitchであるかを繰り返し書いてある内容。こんなのが何通かあった。
Cに対しては、ネット上の掲示板における書き込み。市内の公衆トイレや公衆電話に同じような書き込み。
Cの名前と実家の電話番号をそこに公表し、さらにとんでもないことを書く。
それらを見た世の中の負け犬男たちからの電話がCの実家に殺到する。
Mがやってるという決定的な証拠がないまま半年くらい経過。
その間、新しい書き込みが見つかっては消し、警察に届けるという作業が継続的にあった。
Mの保護者(訳あって両親ではない)に会いに行くも、むこうもお手上げ。
成人を過ぎた人間に対しては、保護者は責任を負わなくてよいそうだ。
警察だけじゃ先にすすまなそうで、私立探偵にも相談にいったこともある。結局、何もお願いしなかったけど。
こういう問題ってなかなか公にできなくて、唯一ENJ先輩にだけ相談していた。心身はって、いろいろとサポートしてもらいました。ホントに心身はってもらいました。
決定的な証拠として扱ってもらったのが、Mからおれに宛てられた最後の封書。すでに引っ越していたおれの連絡先がわからず、当時の職場に直接送られてきた。『重要書類』って。(数千人の従業員のいる会社なのに、当時おれと同じ苗字の人はいなかった。だから、会社名とオレの名前だけで届いてしまったのだ・・・)
その封書の中の相変わらず長い手紙の内容をもとに、なんとかストーカー法適用にまでこぎつけてもらった。
担当した警察の方もMの説得に4時間もかかったって、大変だった様子だった。
あれから2年以上経過してる。この間、何もなかったわけではない。
一番最近の出来事が4月後半。Mからのけたたましい電話がCの実家にあったそうだ。
そして、嫌がらせと感じられる郵便物がCの実家に届く。
Mの保護者的な方に連絡したところ、Mはしばらく海外に行っているそうだ。一時帰国したときに何かしていったのだろうという。
「今は日本にいないんだ」という安堵感がそのときはあった。
けど、いつかは帰ってくるし、いつ帰るかがわからない。帰ってきたら、また何かされる可能性がある。
ストーカー法では大した縛りもできない、結局のところ・・・
警察は実害がない以上は動けない。
今日、Mの保護者的な方に再度電話してみた。「一度お会いできませんか」と。
彼らもMに手を焼いている。こっちもMの出方がわからなくて不安でいる。
Mがいない今のうちに、良い関係を築くことができれば、Mが何かしでかす前に心の準備くらいはできるかと思って。
結局「会って話しする」ということにはならなかった。
かたくなに断られた感じ。「Mが帰ってきたら、電話します」という結論。
もちろん、そういう情報を今後いただければと思って電話したけど、会って欲しかったなというのが本音。
人って自分にとって都合の悪い話は、あえて面と向かって話したいとは思わない。
結局、Mは彼らの親族であるわけだし。
そんなこと責めるつもりもなかったけど、相変わらずの逃げ腰の態度にがっかりした。
「そちらで煮るなり焼くなりしてください」だと。
被害のない人は開き直りができる。
被害をこうむる人は、そんな態度をとられると余計に心が痛む。
Mは憎いばかりで、早くいなくなればいいと思う。ただ、冷静に考えると、根本的な解決はMを更生することなのだろう。
そんなことわかっていても、感情に支配されている以上、やる気がおこらない。
メンタルヘルス協会のコースをもっと前に受けていたら、早い段階でなにか違う対応がとれていたかもしれない。そして今とは違う現実があったかもしれない。そのくらい心の扱いって繊細なのだろう。
おれの場合は変な例かもしれないけど、ストーカーって怖いです。きみわるい。特に女性のみなさん、気をつけてください。困ったことがあったら、早めにいろんな人に伝えるべし。