MRI画像を見ながら、先生から
「このサイズだったら腹腔鏡出来るよ、大丈夫、うん、出来るよ!」と力強い返事をもらって心底ホッとしました。
でも、私は、
「私の希望は、腹腔鏡手術での筋腫核手術で子宮は温存してもらいたいんです。」
と答えました。
先生は、
「う~ん、どうして子宮温存なの?」
と言われ、前回の先生にも伝えた話しをしました。
先生から、
「子宮は、医学的な見方からすれば赤ちゃんを育てる袋みたいなものなんだよ。子宮を取ったからと言って女性ホルモンがなくなるわけでもないし、あなたは、結婚して子供も2人?いるよね?」
「…はい。」またそこの話しになるんだな、と思い、ここで治療の境界線が変わるのかと感情論で言ってしまえば、ウンザリって感じでした。
そのまま、先生の話しは続き、
「あなたの場合、筋腫の根治治療からみたら、子宮全摘がいいです。仮に温存したらまた筋腫の再発の可能性が出てくるんだし。子宮ガンの心配もいらなくなるわけだし、今圧迫感もかなりあるでしょ。」
「…はい。」と私。
「あなたに出産希望があったり、まだ結婚されてなくて心情的に子宮を残したいって言うならまた別なんだけど。」
「…。」うなずくだけしか出来ませんでした。
そのことは、よくわかってるんです。わかっていて先生にお願いしてるんです。と思っていたけど言えなかった…。
先生から、
「このサイズで筋腫だけを取るとなると、術中に大出血する可能性もあるんだよ、やっぱり医者というのは、みすみす患者さんを危険にはさらしたくないよ。
僕だって、術中に怖い思いだってしてる。あえてやりたくはないよ。」
と言われました。
手術の具体的な話しにもなり、この話しあたりから、全摘手術は、自分の身体のために仕方ないのかも、、、
という思いもよぎりました。
出産希望で、これから赤ちゃんを持ちたいと希望されたり、結婚を希望されたりする人達とは、私は、明らかに立場が違うんだな、と明確に意識したのもこの診察の後からでした。
子宮温存という治療しか頭になく頑なな気持ちが少しだけ緩む瞬間でした。
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