今日はGFOについて話してみたいと思います

 

まずGFOはGranular Ferric Oxideの略で粒状酸化鉄のことです

 

これは水中のリン酸塩とケイ酸塩を吸着し、藻の発生を抑えるために使われます

またサンゴ飼育においては高いリン酸塩はサンゴの骨格形成を阻害すると言われているので、リン酸塩を低く保つ必要があります

 

GFOはメディアバッグにいれて流量の多いところに置く方法か、リアクターなどを使う方法があります

 

GFOは非常に細かい粒状なので、普通のフィルターバッグでは中身が流れ出て行ってしまいますので、かなり目の細かいメディアバッグが必要になります

 

リアクターが来るまでは私はメディアバッグにつめて、ゼオライトリアクターの中に入れていました

しかし、時間と共にメディアバッグにバイオフィルムができるとメディアバッグ内部への流量が落ちてしまっているような気がしていました。特にサンプ内に吊り下げたり、私のようにゼオライトリアクターの中に入れるような方法では、水はバッグを避けて流れて行き、中をしっかり通過していないように思います。なので、フィルターバッグを使う場合は、水がしっかりと中を通過するような工夫が必要だと思います。

一方リアクターはメディアの中を必ず通過するので、その心配はないです

 

https://www.youtube.com/watch?v=L1ckly6Wx-w

そしてGFOリアクターの動画を見てもらえばわかると思いますが、GFOをリアクター内で回転させています。これは、GFOが固まってしまわないようにするためです。流量が多すぎると流れ出てしまうので、GFOの表面がわずかに揺れているくらいの流量がベストらしいです。

 

それを考えるとメディアバッグにいれて使うのはダメな気がしますが、そういう商品もあるのでよくわからないですね。

 

メディアバッグを使って流量の多いところに設置するやり方は、とにかく大量の飼育水がGFOを通過するので効果は非常に高いと思います

一方リアクターの場合は、非常に流量が低いのでこんなんで追いつくのか?って思うほどです。

リアクターを使い始めて間もないので、結果が出たらまた報告したいと思います