こんばんわ、わたしです。


今日は、わたしが花屋を辞めたはなしです。
厳密に言うととっくに辞めていたのですが、花屋で働く事を完全に辞めたっていうおはなしです。



前にブログで、花屋のお盆のヘルプに行くと書いたのですが結局行けなかったんです。

ちょっと夫が病院にかかることになりまして、それどころじゃなくなり、お断りをしました。

ヘルプを断るのは今回で3回目。

発病して断り、コロナで断り、家庭の都合で断り。

さすがにこれはマズいと思って、身体のこともあるし家庭のこともあるし、しばらくは行けませんと伝えました。

そしたら店長が「社長にも伝えておきます」とのことだったので、こちらからアクションを起こさない限りもう花屋の仕事は出来ないと思います。

花屋って素敵な仕事だけど、万年人手不足。
これは、どこの店もそうです。たぶん‥。

でもいつも人手不足だから、やりたいと思ったらまた始めやすい職業のひとつだと思います。

花の扱い方や名前などはだいたいわかりますし、アレンジや花束も1から教わらなくていいので一度経験すれば、また採用してもらいやすいかもしれません。


でも、花屋の仕事って本当にキツい。


花は綺麗だけど、汚い仕事が多いです。

今日は、そんな花屋さんの仕事内容をちょっと書いてみたいと思います。

わたしがいた店舗は、繁忙期以外は基本的に一人で店を回します。


月水金の午前中は、店中のオケを洗剤で洗って栄養剤を入れてという通常水換えといわれる仕事をやります。

ついでに茎を切り戻して、ダメな花は避けてっていうのを何十オケとこなします。


全部、ひとりで。


午後は花の入荷です。

入荷した花も全部茎を斜めにカットして、湯あげをします。

ちなみに湯あげとは、茎の下から2センチほどを、10から15秒くらい沸騰しているお湯につけて、すぐに冷たい水につけます。そうすると、水の吸い上げがよくなります。


元気がないお花は、茎を少しだしてキツくない程度に新聞紙を巻いて湯あげをしてから深水につけてあげると、復活しますよ!!


この時、下の方についている葉は必ず落としてくださいね。

あと、湯あげした部分は色が変わっているので、2時間くらいつけた後にそこはまた切り落としてください。


それを入荷した花ほぼすべてにやります。


接客もして、新しいセット花を組んだり、セットの中の花が傷んでいれば組み替えたり、アレンジに水を足したり、注文があれば花を組んで、もっと時間があれば入荷した花をどかどか店頭に出していきます。


ゴミ捨て、レジ締め、掃除もやって、時にはポップも書くし、配達にも行きます。

やることがたくさんありすぎて、休憩とかしてる暇もありませんでした。

ご飯抜きとかもありました。

でも働いている時は、すごくやりがいを感じていたんだよなぁ。


いま思ったけど、割には合わない仕事ですね。
ずっと動いて動いて安月給。

帰ればユリ臭いだの言われ、手は茎の色が染み付いて緑色、重たいハサミを入れたポシェットのせいで腰は痛い。

あれ?これ、体力がなくなっている今のわたしには不可能な仕事なのでは。

もちろん1型糖尿病の花屋さんだっているだろうけれど、わたしは絶対無理だな。

思い返してみて思いました。

1型糖尿病だと発覚してから働きに出た人って、どんな仕事をしているんだろう。

普通にバリバリ働いていますって方もたくさんいるんだろうなぁ。

すごい体力仕事とかしている人とかもいるんだろうか。

わたしはいま現時点では働かずに生活出来ていますが、今後働くとなったらどうすればいいんだろう。

どの仕事も大変なのはわかっているけど、花屋さんは扱っている商材のキラキラした感じとは裏腹にやっていることは地味で、力仕事で、立ちっぱなしです。


でも、大好きでした。

とりあえずわたしは、わりと長い間関わらせて頂いた花屋さんという仕事を一旦卒業しました。

いつかまた働けるかな‥。
どうだろう。

最後に全くどうでもいいことなんですが、わたしが1番好きだった花の写真を。



カラーというお花です。

これが入荷するとテンション上がりました。

花言葉は、「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」だそうです。

わたしに微塵も当てはまってなくてビックリ。
好きとか言って申し訳ない気分。

でも、カラーはその言葉通りの綺麗な花ですよね。

いまでもたまに買っちゃいます。

あ、確かこれは湯あげしちゃダメです。
間違えてたら、すみません。


そういえば、じじにしばらく花を供えてないな。
今は暑いので、子供が幼稚園から貰ってきた造花を供えてあります。

ちなみに、これ。



なんていうやっつけ感。
ホコリだらけだし。


わたし、こんなことしてたら祟られる。


でも許して。
この花、運動会で孫が一生懸命走ってその証に貰ったやつだから。

とは言いつつ、ホコリだけは落としてやるか。

というわけで、今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。


おわりです。
おやすみなさい。