スロウハイツの神様
あらすじ
人気作家チヨダ・コーキの住む『スロウハイツ』。
それぞれの夢を持ったクリエイターが一緒に住んでいる。オーナーで脚本家の環、漫画家志望の狩野、監督の卵の正義、画家の卵のスー、チヨダ・コーキの編集者黒木、環の親友でありライバルのエンヤ。
それぞれの夢の実現までの苦悩と、仲間たちとの日々を描く。
感想
『かがみの孤城』が大好きで、辻村深月さんの作品をもっと読みたくて借りてきました。
上下巻、長かった。
特に上巻は、住人たちの紹介と、関係性を描いているのですが、日々のことが書いてあるだけで、なかなか読み進めるのに時間がかかりました。
でも、上巻の最後から一気に読めました。
以下、ネタバレします。
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ネタバレします!!
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上巻の最後、環が見たもの。
早く続きが読みたくて、気になって仕方なかった。
私は、上巻の最初、狩野が環と待ち合わせをする時に、何かを隠してるところが気になっていました。
コウちゃんに、『結構ひどいことができる』と言っていたことも。
チヨダ・コーキを模倣して売れてるのは狩野なのかな?とか思ったけど、これは外れてよかった✨
そして、下巻は上巻にさりげなく散りばめられていた伏線がどんどん回収され、
『え?あの時の?』
『え?あれも?』
みたいなことが、次々に解明されていきます笑
私がずっと気になっていたのは、もう一つ。
チヨダ・コーキの大ファンで住人になった莉々亜が、環がコンビニで『ハイツ·オブ·オズ』のケーキがコンビニで売っていたと言っていたときに、売ってるわけないと言っていたことだったのですが、莉々亜のことがバラされたとき、『あ~注目されたいから言っただけだったのかな?』と思って消化させたのですが、
いやいや違った。
それも伏線。
テレビも伏線。
図書館の本も伏線。
環は全部知っていて、コウちゃんも全部知っていた。
すべてを読んだ上で、あの時、環はどんな気持ちだったのかともう一度読んでみたくなります。
コウキの天使ちゃん。
深い深い愛だった。
花火のシーンが好きでした。
『マディ』のリングの話。
コウちゃんは騙してなんかなかった。
ほんとに環だった。
こちらも深い深い愛。
ほんとにしんどかったときに救ってくれた相手への。
最後に数年後の話がありますが、いい終わり方でした。
伏線回収が好きな方はぜひ!!

