本当は、乗り越えてもいなけりゃ成長もしていない。





思い出したくない苦しい気持ちに蓋をして、

見て見ぬ振りをしてる。




考える時間が減れば、

受け止めたと、乗り越えたと、前に進んだと、

そう錯覚するから。


だけど時々、

怖いもの見たさじゃないけど、

自分で閉めたその蓋を少しだけ開けてしまう。


覗くとやっぱり

その時から一歩も進まない気持ちがそこにはある。


目を背けたいのは現実からだけじゃない。

いつまでもぐずぐずしてる自分からもだ。


あと何度同じことを繰り返せば前に進めるのか。


もうとっくに受け止めたつもりだったのに、

それは全部つもりだった。


4年前のあの日だって、

9ヶ月前のあの日だって、

3ヶ月前のあの日だって、

蓋を開ければ変わらない気持ちがそのまま。




もう、か、まだ、か。




重ねたのは月日だけ。




想い方に正解なんてない。

だからこそ救われる部分もあるのかもしれないけど、

だからこそ苦しい部分もある。


自分の想いが正しいか、

そんなことは誰も教えてくれないから。


忘れたいわけじゃない、

でも、前に進みたい。

恥ずかしい姿なんか見せたくないから。


その反面、

この場所から動けない自分を、今はまだ許してあげたい。

そうすればいつまでも忘れないから。


そんな両極端な感情をさまよっているけど、

いつかこの現実が自然と心に落ちてきた時、

大人になったと言えるのだろうか。


もしそんな日が、こんな私にも訪れるのなら、

今は心のままに悲しんで苦しんでもがいて、

生を実感すればいい。


きっとその実感がまた自分を苦しめるのだろうけど、

生きるって、生きてるって、きっとそういうことなんだ。


そうやって苦しみながら、

形を変えてともに生きて行きたい。

一緒に生きてほしい。



そして胸を張れた時、

出逢えたこと、

生きてきたこと、

生きてくれたこと、

その全てに、改めて、心から、

溢れんばかりの感謝を伝えたい。