禁煙失敗の私は
こんな真夜中にタバコを買いにコンビニへ

くるりの奇跡をチョイスして
いい気分の帰り道
クリップボックスの次の曲は
ROCK IN JAPAN 2005 
銀杏BOYZの東京

私はとてつもないライブ音源フェチで
ファンとしては最低だけど
CD音源はほぼ聞かない。

中でもこの銀杏の東京は
今でもベストアクト音源
3本の指に入る大大大好きな映像

何百回も見ているから
映像は脳裏に焼き付いていて
音源だけでもその空気感が
私の体全体に広がって
何とも言えない気持ちになる。
他のことは何も考えられなくなり
むしばまれるようなこの感覚。

最近は志村病で
銀杏を聞いたのはほんと久しぶりだった。

峯田を聴いていた頃は
お金稼ぎも恋愛もがむしゃらで
毎日毎日泣いてた時期だった。
峯田に心をえぐられて
掻き回されて
ぐちゃぐちゃになって
慰められた。

東京ってタイトルの名のつく曲は
いじめられっ子から
傷つけられて
泣いてたまるかみたいな
そんな感じがたまらなく好きで
銀杏BOYZのそれも
何度も何度も慰められた。


峯田も東京に傷つけられて
それでも歌うことをやめないで
ひたちなか公園の4万人の前で
あの歌を歌って
あの演奏がなされて
きっとあの峯田の歌はその場にいた
銀杏BOYZのファンじゃない人も
何も感じずには
いられなかったんじゃないだろうか。
それぐらいあの歌には
峯田の全身全霊が感じられた。
人はあんなふうに
歌を歌えるんだって。

マンションの10階
エレベーターを降りて
一番奥の扉までの長い廊下
川沿いの向こう側に広がる都会の景色
この景色を見ながら
何回黄昏ただろう。

快晴の気持ちいい青空と
夕焼けの切ない茜色も
キラキラ光る都会の夜景も
虚しさを慰めるような朝焼けも。

この景色を見て、一体
何種類の気持ちになったことだろう。

今日の色は
黒になりきれない都内の灰色の空に
ポツポツと物悲しく光るビルの灯り
ここから見える景色では一番キレイじゃない
何でもない光景だったけど
銀杏BOYZの東京を聞きながら
よく似合っていた。

峯田の東京は何色だっただろう。
大阪へ出てきて16年
まさしく今の私の空の色は
あんな感じでぐっときた。


色んな事があったけど
結局何にもなくて
ポツポツと虚しく光る灯に
澄みきれない空に
笑けてきた。

でも不思議とネガティヴな感じではなく
こんなもんだよなあ~って
可愛く思えてきた。


今日もまた1つ
この景色に思いをはせて。