私は33歳にして
中学生とまでは行かないが
高校生の恋愛のような気持ちを味わった。
友達からしたら
高校生じゃない私が言う恋のセリフは
反吐が出る、聞くのも時間の無駄くらいの
ホントにチンケな恋愛相談だったろう。
会社の人も、何人かは
バカにして聞いていたのだろう。
それでもわかっていても
笑われてもバカにされても
がんばって気にしないようにして
私はゆうくんとの日々を
可愛がり守っていた。
私はゆうくんと知り合う1ヶ月前
5年間の泥沼不倫の彼とようやく終わった。
あるしょうもない喧嘩から
毎日暇があれば
何回も電話を掛けてくる彼から
ピタッと連絡が来なくなった。
後半3年間は恋愛というよりは情で
家族ではないけど、私としては
私の不幸も支えてもらったり
彼の不幸やワガママを貰ったり
家族みたいな存在だった。
幸せを分け合った感じではない。
恋愛感情はほぼ皆無に等しい状態だったけど
キツいのかなと思ってたわりに
平穏に毎日適当に笑って過ごしていた。
きっと、ずっと心の中で
偽物だとわかっていたんだな。
何回も喧嘩したり
ありきたりな別れ話になっては
いつもどちらかが引き止めて終われなくて
きっと本当に終わる時は
別れ話をしなかった時なんだろうと
勘づいていた。
いきなり終わる覚悟を
何年前からしていたんだろう。
終わって、解放されたような
ホッとした気持ちにもなった。
そんな中でゆうくんと知り合って
のめり込むように
彼の空気感、言葉に惹かれていった。
寂しさを埋めてくれるのは
甘い言葉ではなくて
いつも冗談で私をののしったりからかって
どうでもいい話ばかりして
そんな彼が好きだった。
反対にこの間
私を気遣って優しくしてくれる人の事は
不思議と拒絶反応くらい
受け入れられなかった。
私はいつも思う。
私は自分が
クソみたいな人間と知っているから
私なんか好きにならない人が
好きなんだろうって。
それでも好きな人から愛されないのは
やっぱり悲しいし
この大きな矛盾にいつも苦しめられる。
一生不幸確定だ。
だから最高の恋愛とやらをずっと追い求めて
諦められないのかな。
(世間でいうところの一般的な幸せでは無い)
一生不幸確定とわかっているから
友達にバカにされてでも
妥協した恋愛をしたくないと
思ってしまうのかな。
私のゆうくんへの恋心は
それはもう痛くて惨めでバカげていて
でも、不倫の時と同様
脳ミソのどこかで私はわかっているんだと思う。
友達にきつい言葉言われても
スッと受け入れられたのもそのせいだろう。
いつもどこか冷静で
悲しい事が起こっても
あ、今日はそういう日ねって
明日は楽しい日かなぁって
不思議と泣き虫の私が泣いたことなかった。
33歳の脳ミソに16歳の心じゃバランス悪いよね。体調もそりゃ悪くなる。
熟年不倫の時よりも
起伏がすごくてキツかった3ヶ月間
5年間の彼との終わりよりキツいって
私どういうこと?
本当私の心は安モンだなって思う。
マンネリ状態といえど
一番の親友を失ったはずなのに。
そもそも比べる恋愛が5年間の不倫じゃ
どうせ安くて偽物だもんな。
でもゆうくんへの安物の恋心は悪くはなかった。
ロックな恋のうただって
瞬間的安物の気持ちを
爆発させて作るものだろう。
そういう純粋さがあった。