「今日の誕生花」を
楽しみにして頂き
ありがとうございます。
おはようございます。
フラワーアレンジ講師
上野ルリ子(ルリ)です。
今日の誕生花 ~10月2日~
「アンズ(杏)」
杏は英語でアプリコットと呼ばれ
奈良時代に中国から伝わった植物です。
とても美しい花を咲かせる樹として
知られています。
また、杏の果実は、
ジャムや干し杏や杏のシロップ漬けとなどの
食用に使われます。
【アンズ(杏)の花名の由来】
中国では「杏」は木を「子」は実を指します。
漢名の「杏子」の唐音から「あんず」と呼ばれるようになりました。
【アンズ(杏)の花言葉】
「臆病な愛」「乙女のはにかみ」「疑い」
「疑惑」
【花言葉の由来】
花言葉の「乙女のはにかみ」は、サクラよりも一足早く、はにかむように咲くことに由来するといわれます。
【アンズはどんな花や実をつける?】
樹はウメと似ていますが、ウメに比べて樹形は桜の樹のように直立で、樹皮には縦の筋が入ることや、また萼片(がくへん)が反り返るため区別することができます。
花色はピンクと白のものがあります。ウメと同じく花びらは5枚で、花びらの形は丸いです。
アンズの結実期は6月ころで、オレンジ色に色づく実は直径が3センチくらいの真ん中に種がある核果です。
【アンズ(杏)の言い伝え】
その昔、中国の呉の国に董奉(とうほう)という医者がいました。
彼は貧乏人からはお礼を受け取らず、かわりに症状の軽い患者にはアンズの木を一株、重病者には五株植えさせていました。
数年にして杏の林ができ、その種子は杏仁(きょうにん)という漢方薬になったといいます。
それ以来、中国では「杏林」が医者の尊称になったといいます。
【アンズ(杏)薬としての効能】
アンズの果実から取り出した種子は、生薬名で杏仁(きょうにん)といい、鎮咳、去痰、嘔吐に用いるほか、麻黄湯、麻杏甘石湯、杏蘇散などの漢方処方に用いられます。
【アンズ(杏)食用として利用】
アンズの収穫期は6月~7月ごろで、果実は生食のほか、あんず飴、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツ、杏仁豆腐などに利用されます。
お酒では、ワインやアーモンドのような香りのリキュール(アマレット)にも使用されています。
※杏仁豆腐やアマレットは種子の中の核を使用
【イベント開催】~イロドリの時間~
日時 10月25日(水曜日) 11時~16時
場所 長崎県諫早市有喜町
サイエンスホーム長崎中央展示場
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