月組全国ツアー公演「ブラック・ジャック/Full Swing!」はそろそろ終盤に差し掛かり、明日から始まる福岡公演の12月7日が千秋楽となります。私が梅田芸術劇場メインホールで観劇したのは11月20日・・。いよいよ千秋楽なのですね。コロナがまた勢いを復活してますが、千秋楽まであと一週間弱となりました。無事に完走できそうでよかったです!

 

観劇の感想ですが、全体的にちょっと暗くて、お衣装も地味なので、全国ツアーの作品としては、ちょっと渋すぎるのではないかと思いました。全国ツアーは、宝塚を初めて観劇する方も多いので、豪華なお衣装のコスチューム物作品が選ばれる傾向があるのですが、今回の全ツで「ブラック・ジャック」を上演するのは、原作の漫画「ブラック・ジャック」が、連載を開始して来年で50周年のメモリアルイヤーを迎えることと関係があるようです。メモリアルイベントの一環として、ブラック・ジャックが再演されることになったようです。

 

ブラックジャック先生といえば、ピノコの存在が大きいので、今回だれがピノコの役を演じるのか、娘役さんのキャスティングに注目していました。2013年に雪組で上演されたブラックジャック(「許されざる者への挽歌」)では、桃花ひなさんがピノコを演じていて、あまりの可愛さに感動したことを懐かしく思い出しましたが、今回、ピノコ役を演じた美海そらさんのピノコも桃花さんとはまた違った可愛さがありました。美海さんは2018年入団の研4で、104期生です。104期生といえば、同じ月組にきよら羽龍さんがいます。きよらさんの存在が大きかっただけに、いままで美海さんは目立った活躍がなかったのですが、今回のピノコ役でファンの注目が集まったのではないかと思います。

 

 れいこちゃんのブラックジャックのかっこ良さは、多くの方が語りつくしているので、あえてコメントしなくても大丈夫だと思いますが、今回は、れいこちゃん以外にかっこ良さが目立った男役さんのコメントを中心に感想を書きたいと思います。

 

 まずは、礼華はる君!新人公演では2回主演している注目のスターさんです。本公演でも重要な役を演じていますが、顔が小さくて手足が長くて、歌も安定していてダンスも素敵!舞台のどこにいてもすぐにわかります。今、月組で一番気になる男役さんです。今回のブラックジャックのストーリーの中では、主人公のブラックジャックとヒロインのアイリスがそれほどラブラブな感じにはならないので、礼華はるくんのジョイと花妃舞音さんのローラのカップルの場面でキュンドキドキってできて良かったです。

風間柚乃くんのケインもかっこよかったです。今回の作品では安定の二番手、という感じでした。

 

そしてこの日、私は今までマークしていなかった下級生の素敵な男役さんを発見してしまいました!それは、「ブラックジャックの影」を演じた一輝翔琉君です。れいこちゃんのブラックジャックの心象風景をダンスで表しているのが「ブラックジャックの影」の役です。雪組の「るろうに剣心」のときにちぎちゃんの影になって、時々登場していたひとこちゃんとか、月組の「マノン」の時に龍さんの横で時々登場して踊っていたみやちゃんのようなお役・・。一輝翔琉君は、とにかく顔立ち(特に横顔)が美しくて、ブラックジャックの髪型の再現率も高くて、まさにブラックジャックそのもの!という感じでした。普段、あまり宝塚を観劇しない妹が、「どうしてもブラックジャックを見たい!」と市川市文化会館で観劇してきたのですが、観劇直後に「あのブラックジャックの影の子、凄くかっこよかった!」というコメントを送ってきました。幕間休憩の客席でも、「あのブラックジャックの影の子はだれ?」という声があちこちから聞こえてきました。皆様、私や妹と同じような感想を持たれたのではないかと思います。

 

一輝翔琉君のことが気になって仕方がないので、早速「宝塚おとめ」やインターネットの情報を駆使して調べてみたところ、一輝君は107期生で研2の生徒さんということがわかりました。107期生と言えば、つい先日新人公演で凄い実力を見せてくれた星組の娘役、藍羽ひよりさんと同期ということになります。入団二年目の生徒さんを次々と抜擢する劇団は、世代交代を意識しているのでしょうか・・・。「蒼穹の昴」の新人公演でも106期の華世京くんの活躍が目立ちました。105期には音彩唯ちゃん、星空美咲ちゃん、歌ちづるちゃん、山吹ひばりちゃんと、有望なヒロイン予備軍の娘役さんが揃っています。やはり世代交代は着々と進んでいるようです。下級生の名前と顔はなかなか覚えられないのですが、プログラムとにらめっこしながら、オペラグラスを駆使して、下級生の活躍ぶりもちゃんと見ておかなくちゃ、と思いました。

 

一輝翔琉君のことに話を戻しますが、一輝君は今年の初詣ポスターのモデルに抜擢されていたことがわかりました。初詣のポスターモデルは、将来有望な新人が射止めるポジションです。107期生は娘役さんが入団成績上位6番まで占める中、一輝翔琉君くんの成績は7番目だったとのこと。成績も上位なので、歌もお芝居もダンスも実力派なのだと思います。107期生の入団順位を調べたついでに、「ディミトリ」の新公ヒロインに抜擢された同期の藍羽ひよりさんの順位は?と調べてみたところ、彼女は32番だったことがわかりました。入団成績が良いからいきなり研2でヒロインに抜擢されたのかと思っていましたが、そういうことではなかったようです。

 

ということは・・・。

 

劇団は入団したばかりの生徒さんのどういうところに注目したり、何を評価して抜擢したりするのでしょう??入団後は、成績だけではなく将来性やビジュアルやその他の要素を総合的に評価するのだとは思うのですが、とても気になります。そして、その抜擢に対して、期待を上回る素晴らしいパフォーマンスで応える生徒さん達もすごいと思います。一輝翔琉君の「ブラックジャックの影」も然りですが、藍羽ひよりさんが演じたルスダンは、本当に素晴らしかったです!

 

と、ちょっと脱線してしまったので、話を元に戻します。

 

「ブラックジャックの影」の役は、1994年の花組の安寿ミラさんバージョンの初演時には匠ひびきさんが本役を演じ、新人公演では朝海ひかるさんが演じたとのこと。エリザベートのルキーニみたいな感じでしょうか。劇団が将来有望というお墨付きを与えているかのような抜擢です。この役を演じたら将来はトップスターになれる(もちろん必ずしもというわけではありませんが・・・)という前例やジンクスが気になる古参のヅカオタとしては、一輝翔琉君くんの今後の活躍に注目したいと思います!

 

明日は梅芸でちなつちゃん主演の「エルピディイオ」の観劇会を実施します。15人で観劇するのですが、チケットの枚数を数え間違えて、お席が足りなくなってしまったため、私はランチ会だけ参加することにしました。リアル観劇はできないのですが、すでにライブ配信で観劇していますし、会員の皆様に観劇を楽しんでいただけたら、私としては大満足!ランチ会で、宝塚のディープなファンの皆様と一緒に、またヅカトークで盛り上がるのが楽しみです!

梅芸でプログラムを購入して、ライブ配信を思い出しながらまたこのブログに感想を書きたいと思います。