先週末の5月19日に、「あかねさす紫の花」Bパターンの観劇のため博多座に行ってきました❣️1週間経過してしまいましたが、思い出しながら観劇の感想を書き綴りたいと思います。
神戸から博多座への日帰りツアーは、朝の8時前の新幹線に乗って博多に10時過ぎに博多駅に到着し、マチネ・ソワレともに観劇して、夜の飛行機で戻ってくる、という強行軍の日程でした。
新神戸駅から博多駅までは、旅行会社が販売していたひかり号限定の割引チケットをゲット。グリーン車で片約7500円というとてもお得なチケットを見つけました。変更が出来ないことと、対象となる時間帯が早朝などに限られていることがネックにはなりましたが、むしろ早朝に出発することによって博多座の11時公演の観劇に間に合うことにもなるので、とても便利で格安のお値段でチケットをとることが出来ました。帰路の交通手段は、LCCのピーチの夜9時半の便が4500円という破格のお値段で購入できることがわかったので飛行機で移動。夜遅い時間に関空についてしまうので、ちょっと不便かと思ったのですが、mkタクシーのスカイゲートシャトルを利用しました。2500円で家まで送ってくれるので飛行機代とタクシー代を合計しても約7000円ととてもお得。博多空港は博多座から地下鉄で10分ほどの近い場所にあるので、夜8時半頃までは博多座近辺でゆっくり過ごしても飛行機に間に合います。お得で便利な博多座ダブル観劇ツアーを企画することができました😊
往路の新幹線の中では、すでに先日のライブビューイング会場でAB両パターンともに購入したプログラムをあらためてチェック❗️観劇前の予習タイムです💕
「あかねさす・・・」は、かつてスカイステージで放送されていた大空祐飛さん(中大兄皇子)と瀬奈じゅんさん(大海人皇子)のバージョンを見たことがあります。その時、まだ下級生だったみりおちゃんは、大友皇子の役で、龍真咲さんが天彦役、額田王は彩乃かなみさんと、トップスターが数多く出演している豪華な公演でした。
先日のライブビューイングで見たAパターンの「あかねさす・・・」は、みりおちゃんが大海人皇子、ちなつちゃんが中大兄皇子の役でした。みりおちゃんの大熱演が巨大スクリーンに大写しになって、大迫力でした。でも、飛鳥時代という古代史を背景にした作品なので「邪馬台国の風」を思い起こしてしまうような時代設定ですし、柴田作品というのも私が苦手なジャンル・・・。ストーリー的には気になる点が満載でした。博多座遠征は楽しみでもあったのですが、Aパターンを見てちょっと残念な感想を持ってしまったので、せっかく遠征するのにやはりネガティブな感想になるのでは..とちょっと不安もありました😱
まず、Aバターンを映画館で見た時に気になったのは、ヒロイン額田王の性格でした。彼女は鏡王のもとで少女時代を過ごしていた時に中大兄皇子と大海人皇子に出会うのですが、姉の鏡王女との逢瀬のために訪ねてきた中大兄皇子に積極的に近づいていきます。次期天皇候補として宮中で絶大なパワーを持つ中大兄皇子を「男らしくて素敵なお方・・」と憧れていて、お話がしたい・・と思っている額田王。宮中で活躍するきっかけを作るために、中大兄皇子に気に入られたいと思っていることが、額田と天彦との会話の中で明らかにされます。15歳という年齢設定の割には驚くまでに上昇志向が強い女の子、といったキャラクター像が浮かび上がります。「おませさん」というレベルにとどまらない野心と計算高さ..。こういうタイプの女の子とは友達にはなりたくないなとか、こういう妹がいたら嫌だな...と思ってしまうようなキャラクター設定だと思いました。実際に姉の鏡王女は中大兄皇子を妹の額田に取られてしまうことになるのですから...。ライブビューイングで見たときにも同じ印象を持ったのですが、冒頭部分からすでにヒロインに感情移入できなかったのは辛かったです。
額田王は大海人と中大兄の2人に愛されて、仏師を目指す鏡職人の天彦にも慕われるのですが、同性に嫌われそうなタイプの女性なのに、なぜこんなにも素敵な男性たちが取り合うほど愛されるのか....。2人の男性に愛されて揺れ動く女心...というメロドラマのヒロインとして描かれている場面もありますが、単純に納得出来ない違和感がありました。
私はこの作品を、大海人皇子と天彦という2人の純粋な愛を信じる男たちの愚かなまでの純粋さを男のロマンとして描こうとしている作品として見た方がわかりやすいのではないか、と思いました。彼らの愛した女性、額田王は、実は彼らが描いていた幻想であり、虚像を愛していたに過ぎなかった...、と。裏切られても愛し続け、破滅への道をた辿ってしまうのが男のロマン、ということなのでしょうか。中大兄皇子は、権力志向のリアリストである自分にふさわしいパートナーこそ、同じく上昇思考の額田王である、ということを見抜き、なんとしてでも自分のそばに置いておきたかった...ということなのではないか、と。中大兄皇子の愛は、権力闘争に明け暮れていた時代の孤独な独裁者を決して裏切らない側近への愛であり、神の声を聞くことができる巫女でもある額田に政策アドバイザーとしての役割を期待していたのかもしれません。二人の間には純粋な愛が感じられないにもかかからず、額田が選ぶのは中大兄皇子。冷徹です😱それなのに、揺れ動く姿を描こうとするので、とても分かりにくいストーリーになってしまっているように思いました。
2人の純粋な男性を傷つけて絶望させ、結局は中大兄皇子の妻として幼い頃からの理想の自分の姿を手に入れた額田王。大海人と中大兄との間で揺れ動く、か弱い女性というよりも、したたかな権力志向の女のサクセスストーリーとしてみる方がわかりやすい気がしました。もっと悪い女の面を強調した方がわかりやすくて面白かったのでは・・・?
ということで、「あかねさす・・・」のストーリーには感情移入できず、不完全燃焼状態のままBパターンを見ることになってしまったのですが、博多座で見た生の舞台の感想を書き留めておきたいと思います。
人生初のダブル観劇となったこの日、マチネの回のお席はなんと最前列のA列サブセンターという有難いお席でした。博多座まで来た甲斐があった、と感激!
でも、喜びも束の間。博多座の最前列は舞台に近すぎて全体が見られない、という贅沢な悩みが発生しました!
舞台が近すぎて、みりおちゃんとれいちゃんを同時に視界に入れることができません。どっちをみるべきかと悩みながらの観劇だったので、ストーリーを追う余裕がありませんでした😱
プロローグのシーンが終わり、みりおちゃんやれいちゃんが舞台から客席を通って退場するシーンでは、私の真横の通路をみりおちゃんやれいちゃんが..😍最初からドキドキしすぎて、目の前に来るみりおちゃんやれいちゃんのお姿を拝見するだけで精一杯でした。
Bパターンでは、れいちゃんの美しい飛鳥時代の皇子の姿に目を奪われました❣️れいちゃんはノーブルなお役が似合います💕みりおちゃんも大海人皇子の時とは違って、中大兄皇子のきりっとしたクールな表情が素敵でした。ちなつちゃんの中大兄皇子役も素敵でしたが、みりおちゃんとれいちゃんの並びは特別なオーラに包まれていて神々しいばかりでした。素敵過ぎます❣️れいちゃんの演技は繊細で抑制されていて、みりおちゃんとはちょっと違うアプローチで大海人皇子のイメージを作っていました。だから余計に最後の狂気を帯びた振る舞いが際立って見えたように思いました。みりおちゃんとの並びはただひたすら美しくて、兄と弟という兄弟感も自然な感じで伝わってきました。
そして、れいちゃんの歌がすごく上達していたことにも感動しました。みりおちゃんがサポートする感じではありましたが、しっかりと2番手の責任を果たしていたと思います。存在感ではダブル主演、と言っても良いぐらいれいちゃんの大海人皇子はインパクトがありました。最後の狂気を帯びて槍を持って舞う場面では、れいちゃんはAパターンのみりおちゃんの大海人皇子とはまた違った狂気を感じさせてくれました。狂った大海人皇子のれいちゃん、とってもかっこよかったです❣️
でも、史実によると、あの狂気のシーンのあとの数年後に中大兄皇子が亡くなり、壬申の乱が起こります。壬申の乱は、次期天皇となるはずだった中大兄皇子の息子の大友皇子を大海人皇子が失脚させ、自らが天武天皇として天皇の地位につくという内乱ですが、大友皇子の妻は大海人と額田の間に生まれた十市の姫(木の実の歌を歌っていた女の子)です。あんなに可愛がっていた娘の伴侶である大友皇子を自殺に追いやる父親の大海人皇子・・・。中大兄皇子に対する恨みはかなりドロドロしていたということになるのでしょうが、大友皇子を失脚させて自殺させるとは・・・。愛する人に裏切られて涙するロマンチストの大海人皇子が、ドロドロした復讐心を燃えたぎらせて、夫まで死に追いやってまで天皇の座にしがみつくなんて...。誠実で純粋な大海人皇子像のイメージが一気にくずれてしまいます。でも、まあ、お芝居だし、不要な史実上の出来事はカットしても構わないのですが、歴史上のストーリーを知った上でこのお芝居をみると、なんだか複雑な気持ちになります。
・・・とまたストーリーの不満の話になってしまいましたが、みりおちゃんとれいちゃんの他にお芝居の中で気になった生徒さんのことも書き留めておかなくては....❣️
今回は羽生光来(びっく)くんの白雉の舞のシーンでのソロの歌声に驚きました。ほんとうに歌が上手な生徒さんです。以前、バウホールで上演されていた「New Waveー花」を見た時に、飛び抜けて歌が上手な下級生がいる、と思って注目していたのですが、第2部の「サンテ!」でもびっくくんは美声を響かせていました。
娘役さんでは、小月役の乙羽映美ちゃんの演技が光っていました。愛する天彦を思う切ない女心が伝わってきて、大人の女性を演じるのがとても上手で歌も素晴らしいと思いました。乙羽映美ちゃんは「カリスタの海に抱かれて」の新人公演で美穂圭子さんの役を演じていた時に、凄く歌が上手で演技も上手な下級生‼️と感心したことがありましたが、乙羽映美ちゃんがあの時からますます成長して、こんなにも素敵な娘役さんに成長していることをとても嬉しく思いました。なかなか目立つ役が回ってこなくて残念ですが、実力があるので、ぜひ頑張ってほしい娘役さんの一人です。
注目の華優希ちゃんは、中大兄皇子の娘で額田との交換として大海人皇子の妻になる鵜野皇女の役でした。れいちゃんの妻の役なので、はいからさんのカップル再来ということになりますが、ちらっと出てきただけで、れいちゃんとの本格的な絡みがなくて残念でした。音くり寿ちゃんは十市皇女の役で、15歳という年齢設定の役にはぴったりでした。歌が飛び抜けて上手で小柄でかわいい娘役さんなのですが、お顔の輪郭のせいなのか、幼さのせいなのか、宝塚の娘役の王道のヒロインのタイプではないような...。もう少し成長したらまた変わるのかもしれませんが...。
男役さんでは、桜舞しおんくんと帆純まひろくんの二人がとても美しくてフェアリー系で私が好きなタイプの若手男役さんなので、つい目が行ってしまいました。和物のビジュアルがとても似合っていて素敵でした。
...と、「あかねさす」の感想はこのぐらいにして、ショーの「サンテ!」の感想を書き留めて起きたいと思います。
楽しみにしていた「サンテ!」の客席降りは、体調不良者が出たためにしばらく中止となってしまい、私が観劇した19日も客席降りなしの演出でした。せっかくの最前列。しかも通路席だったのに・・・😢。そしてなんとその翌日の20日から客席降りが復活したとのこと‼️本当に不運でした😢😢😢
「サンテ!」はキキちゃんとマイティーがいない代わりに、亜蓮冬馬くんと優波慧くんが二人の代わりのポジションとしてオープニングの5大美女のメンバーに入っていました。コックさんのシーンではれいちゃんの代わりに亜蓮冬馬くんが、そして城妃美怜ちゃんの代わりに音くり寿ちゃんが入りました。キリストの復活のシーンでは、天使の羽を引きちぎってしまう悪いれいちゃんの役をあきらくんが演じるなど、役のシャッフルがショーの見どころの1つとなっていました。
その他、大劇場から変わった注目のシーンはというと・・・。
ソムリエの役がマギーさんと美穂圭子さんのお2人から、たそと鞠花ゆめさんになり、 美穂圭子さんとマギーさんの愛の讃歌のシーンは、べーちゃんとちなつちゃんのカップルに変わりました。べーちゃんにとって美穂圭子さんの歌った「愛の讃歌」を歌うのはハードルが高かったと思いますが、マチネの回には通路を挟んでわたしの斜め後ろの席に美穂圭子さんの姿が...❣️2列目のセンター席で美穂圭子さんが見守る中、難しい歌を歌うことになったべーちゃんは緊張していたのでは...と心配になりましたが、頑張って素敵に歌いこなしていました。ちなつちゃんもかっこよかったです❣️
みりおちゃんの女装は、衣装ががらりと変わり、黒いドレスから白いドレスに変わって、とてもよく似合っていて素敵でした❣️最後のデュエットダンスのゆきちゃんのお衣装もオレンジ色の素敵なお衣装に変わり、れいちゃんの歌で2人が踊るという演出になったのも新鮮な変更点でした。
マイティーがいないので、あきらくんとマイティーの色っぽいデュエットダンスのシーンは、あきらくんと帆純まひろくんの二人が演じることに・・😍帆純まひろくんはとても美しい男役さんなので、ショートヘアの娘役姿には全く違和感がなくて、とても美しかったです💕あきらくんのセクシーさとかっこよさにはますます磨きがかかって、リフトも余裕余裕でこなしていたのはさすがでした💕
そして、全体的にどうしても常に目がいってしまったのは、やはりれいちゃんでした‼️れいちゃんの歌がすごく上手になったことはお芝居の「あかねさす・・」の時にも嬉しく感じましたが、ショーの場面でも、れいちゃんが歌の実力を着々と身に付けていることが分かりました🎉👏
れいちゃんの歌でみりおちゃんとゆきちゃんがデュエットダンスを歌う日が来るなんて....❣️かつてのれいちゃんからは想像出来ないすごい進歩だと思いました✨れいちゃんの成長がますます楽しみになりました❗️次の大劇場公演の「天草四郎」ではれいちゃんはどのような進化を見せてくれるのでしょうか.....。ショーは私が大好きな野口先生の作品ということもあり、生徒への愛に溢れる素晴らしい作品になっていることと思います。次回のショーの時、れいちゃんのさらなる成長を見るのがとても楽しみです‼️
そして、今日、ついに博多座公演の千秋楽の日を迎えてしまいました。あっという間に終わってしまった博多座公演。そして今日のスカイステージでは、花組の大劇場公演の集合日は木曜日、というお知らせがありました。土曜日に千秋楽が終わったあと、移動日を含めてお休みは数日間しかないとは大変なハードスケジュールです😢体調不良者も出た公演だったので、博多座組の皆さんには体を休めてほしいのですが、プロの世界は大変なのですね。
博多座チームのみなさんには、明日から木曜日までゆっくり休んで、体調を整えて欲しいと思います。
博多座が終わったばかりなのに、次の大劇場公演の「メサイア」とビューティフルガーデン」が楽しみになってきました‼️どんなお話なのでしょう...💕楽しみです❣️




