気になってはいたものの、行く予定はなかった凱旋門前夜祭。偶然、チケット救済サイトで1000円のB席チケットを見つけたので、出品者の方に連絡したところ、譲っていただけることになり、急遽、前夜祭に参加させていただくことになりました❣️
ご贔屓の雪組の大劇場公演に轟さんが主演することについては、凱旋門の演目の発表があった時から複雑な気持ちを抱いてきました。18年ぶりの名作の再演、ということはわかるのですが、なぜ轟さんが主演なのか、そしてなぜかんぽ生命という大手のスポンサーをつけたり、大々的に前夜祭までするほど、この公演が特別な扱いになっているのか、と疑問に思っていました。だいもんときほちゃんのトップコンビ率いる新生雪組にとって、大切な大劇場公演の2作目という重要な時期に、轟理事を主演に迎え、なぜここまで劇団が力を注いでこの作品を上演をするのか...と。
1000円のチケットを見つけたのも何かのご縁と思い、このモヤモヤした疑問を一掃すべく、大劇場に向かいました❗️
(これから先は、私見がかなり入っていますので、轟さんのファンの方に不快な思いをさせてしまうかもしれません。轟さんファンの方はお読みにならないで下さい。すみません💦)
前夜祭は18時半からの開演だったので、仕事の帰りに余裕をもって大劇場に到着することができました。主題歌さながらに雨がパララ、パララ、パララ・・と降りしきる中、車を飛ばして大劇場へ❗️チケットを譲ってくださった方に、時間通り無事にお会いすることができ、お隣同士で観劇させていただきました。宝塚ファン歴20年というベテランのファンの方で、気さくでとても楽しい方でした❣️B席でしたが、良く見えるお席を譲っていただき嬉しかったです。
この日の公演は、約1時間とのこと。特別な公演なので座席には新人公演のようにプログラムが置かれていました。早速プログラムをチェック❣️初演の出演者の香寿たつきさんと月影ひとみさんをゲストに迎えたトークショーが中心のイベントで、プログラムには「歌唱披露」として、4曲(私を抱いて、パリの屋根の下、黄昏のパリ、いのち)の曲名が記載されていて、出演者欄には組子25人+専科お2人(トド様と美穂圭子さん)の名前があり、組子のパフォーマンスも見られるのでは😍と期待しました。
幕が開くと、事前リサーチとして数ヶ月前に見たVHSのビデオの「凱旋門」さながらの世界が....。まずはのぞ様が演じる ボリスが登場し、さすがの素晴らしい歌声を冒頭から聞かせて頂きました❗️その後、トド様ときほちゃんが登場。酒場でカルバドスを飲むシーンが繰り広げられます。ビデオで見た光景そのままのシーンが再演されたのですが、ビデオで見たトド様と月影ひとみさんのカップルは落ち着いた大人のカップルだったのですが、今回は、当時から18年が経過したトド様と、若い真彩希帆ちゃんのカップル。さすがにこの年齢差は、メークや衣装ではどうにもカバーできず、初演のトド様と月影さんのような自然なカップル感を出すのは難しいと思いました。トド様の若作りが足りないのか、希帆ちゃんの大人っぽさが足りないのか...。いずれにしても、このビジュアル上の年齢差を埋めるというのは並大抵のことではないな、と思いました。父親と娘にしか見えない2人に、ちょっと違和感を感じてしまいました😰
そして、トド様がいよいよ銀橋を渡りながら1曲歌われるシーンになり、客席全体が固唾を飲んでトド様を見守る中、トド様が発した歌声は....😰
お疲れだったのか緊張感からなのか、全体的に声が掠れていて、高音部分ではちょっとひっくりかえるというハラハラの部分もありました😱希帆ちゃんの歌声はいつもの美しい安定した美声で、デュエット部分ではトド様を支えていました。
のぞ様ときほちゃんの雪組トップコンビは、今の宝塚歌劇団の5組全体の中でもトップクラスの歌唱力です。トド様の声のかすれは、むしろこの2人と共演することによって、より際立って聞こえてしまうように思いました。舞台上でこの差が明らかになってしまうという恐ろしさを歌劇団は予見していたのでしょうか。この作品が轟さんの代表作であるなら、なぜ、美しい伝説のままそっとしまっておく、という選択をしなかったのでしょうか。ある意味、轟さんにとって、残酷な結果となる演目になるのでは...と思ってしまいました。
冒頭の短いパフォーマンスが終わり、組長の梨花ますみさんと副組長の奏乃はるとさんの司会で、トド様、のぞさま、きほちゃんがスクリーンを挟んで左側に、香寿たつきさんと月影ひとみさんが右側に座り、トークショーが始まりました。このトーク部分が公演時間の1時間のうちのほとんどを占めていたのですが、中央のスクリーンには、演出の謝珠栄先生を始め、初演メンバーだったとうこちゃんやコムさんのビデオメッセージも映し出され、当時のエピソードなどを語ってくれました。
トークでは月影瞳さんのお話がすごく面白くて、客席からは爆笑の連続でした。特に、キスシーンでトド様と事故で本当にキスしてしまったエピソードなど暴露系の話もあり、トークコーナーを盛り上げてくださっていました。ビデオ映像で拝見した月影さんのしっとりとした大人のジョアンの姿とはかなり違っていて、明るくておちゃめで楽しい月影さん。美貌も衰えずとてもチャーミングでした💕香寿たつきさんも、とてもスタイルがよくて美しく、元トップスターとしてのオーラを漂わせていらっしゃいました❣️そして初演の映像を見ながら「イシちゃん、素敵💓カッコいい❣️」を連発されていました。
香寿たつきさんはボリス役の当時、ドアマンの衣装のロシア風の帽子にこだわりがあったようで、のぞ様が今回、帽子を被っていらっしゃらなかったことを不審に思われていたご様子。かぶりこなすのはかなり難しいとのことで、本番までに出来上がってくるはずの帽子を頑張ってかぶりこなすようにと、のぞ様にいうアドバイスをされていました😊
トド様は、のぞ様やきほちゃんに気遣って、2人に話を振っていましたが、トークコーナーは、初演当時のエピソードを語る、ということを主なコンセプトとして構成されていたので、のぞ様ときほちゃんは終始遠慮がちに静かに先輩達のお話を聞いていました。
そして...。
気になったのは、トド様の発言でした。要約すると...(正確に記憶していないので、ニュアンス的な要約ですが)。
「再演はどうしてもハードルが高くなる。自分でもハードルをあげてしまう傾向があるけれども、今回はそういうことは考えずに演じたい。」
「素晴らしい雪組の組子のみなさんにサポートしてもらっている。そのことに甘えさせてもらおうと思っている」
ハードルを上げない・・?甘える・・・?
トド様、どうしたのでしょうか。専科の生徒として、理事として、どういう意味でこのような発言をされたのでしょうか...。私たちファンは、常に完璧な舞台を目指して切磋琢磨する生徒さんたちの姿に感動し、ベストな状態の舞台を見ることを楽しみに劇場に足を運んでいるということを、トド様は十分にご理解されているはず...。ハードルを上げるのは再演を引き受けた者の宿命のはずなのでは...⁉️このトド様のゆるい感じの発言を聞いて、わたしは今回のトド様の大劇場公演主演にますます違和感を感じてしまいました。
トド様の発言は、謙虚さゆえなのか、自信のなさゆえなのか・・。安易に推測することはできませんが、雪組の組子やファンにとっては、1作1作が大切な公演です。その1作に主演として出演される立場として、妥協や甘えや失敗は許されないはず。余人を持って変え難い人材であるトド様だからこそ、のぞ様を二番手の立場に置き、ご自分が主演を引き受けたのでは⁉️トド様には、雪組ファン全員が納得するような素晴らしい歌と演技を見せていただきたい、と思っています。トド様には、「皆さんの期待を絶対に裏切らない自分史上最高の舞台をお見せします❗️ハードル、上げまくって頑張ります❗️」と堂々と胸を張って、気概に溢れた発言をしていただきたかったです。そうでなければのぞ様ファンをはじめとする雪組ファンはどういう気持ちで今回の作品を観劇したら良いのか...。
そして、この日一番楽しみにしていたあーさとひとこちゃんのパフォーマンスですが...。
最後の10分ぐらいに、ようやくトド様のバックダンサー的なポジションでひとこちゃんとあーさが娘役さんとのダンスを披露してくれました。でも、ちょっと出てきただけですぐに退出。その後、咲ちゃんと翔ちゃんがかっこいいスーツ姿で登場して、歌とダンスを披露してくれました。
そして、最後に「いのち」の合唱でフィナーレとなったのですが、この時にようやくプログラムに掲載されていた組子メンバーが全員が舞台に勢揃いしました。ほとんどの生徒さんの出演時間はほぼ3分程度だったのではないでしょうか。もう少し現役生徒さんたちのパフォーマンスを見せていただきたかったです😢でも、1000円しかお支払いしていないので、あまり苦情はいえない立場ではありますが・・・。
この前夜祭のイベントに参加して感じた作品の印象は、やはり暗くて重い作品😰と言うことでした。トークショーの中で、謝珠栄先生やトド様が、決して暗い作品ではありません、とか、新しい歌も加わっています、とアピールを何度かされていましたが、やっぱり、暗くて重くてちょっと古臭い作品というイメージは払拭できませんでした😅
今回の前夜祭のイベントのチケットは完売と聞いていましたが、2階席には空席が結構ありました。雪組ファンとしては、組子の皆さんの士気が失われないように、6月からの本公演は是非とも人気公演であって欲しいと思うのですが、前夜祭という特別なイベントに空席があるとは...😰現実は厳しいのでは、と心配になりました。
とはいえ、2回分すでに確保している観劇回数をさらに増やす気持ちにもなりませんでした。ショーが楽しければ増やすことになるかもしれませんが...。
やっぱり複雑な気持ちです。心は早くもファントムの公演に...💕という感じです😅


