ぽの子について 7


主治医の宣告を受け、私は涙と情緒不安定な状態で自動車事故を起こしそうになり、正気に戻ったというか私達家族の役目に気づいた瞬間でした。


家に帰ってからは行動は早かったです。


直ぐにパソコンで染色体異常のぽの子の番号の事を徹夜で調べました。調べれば調べるほど辛くなるけど、もう涙はでません。出しません。とにかくぽの子の事をもっと知らなければと思いました。夫も同じです。2人で何十枚もプリントアウトした資料に疑問に思うところを線を引いたり書き込んだりしました。


次の日にはその資料の束を持って病院に行きました。

先生も一枚一枚対応して下さり、この症例は今のところ大丈夫とか、こちらは検査にまわしましょうと全てを手配してくれました。

1か月近く入院してたけど、更に追加の検査をはじめ入院は長引きました。その間にもありがたい事に日々の訓練(リハビリ)も続けてもらい、私の気持ちもだいぶ落ち着いてきました。

そんな家族の状態をひっくるめての入院だったのか、先生からそろそろ退院しましょうと言われました。