今日は大津市についての報告です。大津市は人口33万2千人で面積が464K㎡の特例市で平成21年4月には中核市へ移行する予定となっています。この大津市で行われている子育て支援事業について視察して来ました。大津市では市内を7ブロックに分けて子育てを支援する体制を整えており、各ブロックごとに「すこやか相談所」を設置して相談業務を行っています。それを統括する形で子育て総合支援センター「ゆめっこ」があり各ブロックへ2名の担当者が必要に応じて派遣されています。「ゆめっこ」は民間業者が営業していたビルを廃業後に譲り受け、ワンフロアー全部を使用して子育てに必要な施設を集約しています。利用するための制約はほとんどなく、市民でなくても利用できるため毎月約150組から200組、300人から400人の子どもたちが訪れているそうで、70%がリピーターとなっています。そして最も特徴的なことは、子育てを支援するボランティア130名が毎日日程を調整して応援隊として子どもや親の活動を支援していることです。ボランティアの皆さんは養成講座を受講し、終了後市から認定された方々なので、安心して子どもを遊ばせることができます。その間に親同士の繋がりを作る様々な講座や子どもと一緒に体験・学習できる講座なども開講されていて、子どもだけではなく親への支援もサポートしています。子育て総合支援センター「ゆめっこ」は保育園や幼稚園、児童館とも連携が取れており、行政の垣根を越えて子育てに関しては中心的な役割を担っています。

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