噂では聞いたことがあったし、自チームでも少しおかしなことを言う親は過去に何人かいた。

 

しかしこれほどまでに本物のモンスターペアレンツは見た事がなかった。

しかもたった一人のモンスターがいただけでこれほどまでに事態が大事になるとは・・・・

 

あるチームの話

事の発端は、そのチームのある選手Aが監督のやり方に納得できないという所から始まった。

もう子供とは言えない年齢の選手たちが集まるチームで、やっている選手はそれ相応の自信もある子達が多い。

 

監督と選手の意見の相違。

 

これ自体は珍しい事でも何でもない。

それを理解し合うために、選手と監督は何時間も何日もグランドで同じ目的を持ち

一緒に厳しい練習を行い、話し合う。

 

そして小さな問題を大きくなる前に解決していく。

普通はこうして大きなトラブルが起きないようにしながらチームは運営されていくものと思う。

 

しかし!!

 

今回はここにモンスターペアレンツが入り込んできた!

選手Aは一時の監督との意見の相違で、練習を休み、寮を抜け家に帰る事もあった。

そして練習をサボったことを親に怒られないように、ある事ない事を親に話し、自分の正当性を訴えた!

 

これがうちの家なら、どんな理由があろうと選手が簡単にグランドを離れるものじゃない!

監督との意見が合わないからと言ってチームを離れたらチームメイトに迷惑がかかる!

それは絶対にしてはいけない!と怒っているところ。。。

 

しかし選手Aの親は違った。。。。

 

監督に電話し、

「なんでうちの子が今度の大会で使ってもらえないんだ!」

監督

「えっ?そんなこと言ってません」

A親

「うちの子がいじめられてるのになんで他の子を怒らないんだ!」

監督

「えっ?いじめられてません」

A親

「なんでうちの子が~」

監督

「えっ?えっ?えっ?」

こんなやり取りが沢山。。。監督は寝耳に水・・・

 

因みにAはチームのエースとしてやってきた選手で、いじめる事はあってもいじめられるキャラではない。。。(笑)

 

他人のこちらが見ても分かる話なのに、一方的に監督に喰ってかかる(>_<)

しまいには監督が切れて、それが事実ならこちらが辞めます!

と啖呵を切ってしまったほど。

 

しかしこれを発端に、監督でダメならと、学校の校長や副校長、更にはその上の運営している企業の専務や会長にまで電話をし、監督を辞めさせるためのあらゆる噓を並べ立て、毎日のように電話してきた。

そしてチームメイトの親にも電話をし、少しでも監督のやり方に不満を持っている親を見つけては監督の悪口を言い続け、数人の親を巻き込んで学校にクレームを突き付け続けた!

 

選手Aは親を上手くリードできた事で、自分たちが有利だと思ったのか、こちらも選手数人を巻き込んで練習や試合をボイコットし、監督がこのまま続けるのなら自分達はグランドに出ないと言い出した。

 

そして学校が下した判断は、とうとう監督の退任の方向。

 

最悪の結末である。

 

本当に熱いハートを持った、素晴らしい監督さん。

退任はアカン!!

 

と今まで、我慢してきた親が立ち上がった!

モンスターペアレンツが現れ、チームがゴタゴタになった間も一生懸命練習してきた選手たちの親がとうとう我慢の限界に達したのだ!!

 

その判断をした学校に出向き、モンスターの言ってることの嘘を暴き、監督の素晴らしさを伝えた。

選手もクレーマーの執拗な嫌がらせに負けた学校に、そうじゃないと必死に訴えた。

 

とうとう選手と親を集めての説明会に発展しそこで監督擁護派の話を学校は初めてしっかりと聞いたのだろう!

逆に学校はどうしてここまで選手たちの話をしっかり聞かなかったのだろうか。

 

説明会の当日学校に来ていたモンスターペアレンツは説明会の間一言も発することなくにやけ顔で座っていた。

監督退任はもう決定事項だとタカを括っていたのだろう。

みんなが一生懸命学校に訴えるのを聞いてなんとも思わなかったのだろうか。

 

しかし、3時間の話し合いの結果、モンスターペアレンツの思惑は見事に覆され、翌日の理事会で監督の退任は撤回され、従来の形に戻ることが発表された。

 

選手のみんなはもちろん、保護者や卒業生のみんな、その親まで監督にお世話になった人達は本当にこの結果で安堵した。

 

お盆休み明けから、練習が再開される。

今までボイコットしてきた子達は戻るのか。

多分、選手たちだけならこれからまたみんなで話し合い、同じ方向でやっていけるなら元通りになっていけるのだろう!!

 

しかしまた親が出てくるようなら、もう収拾はつかなくなってしまう。

グランドは選手と監督、コーチが共通の目標の為にお互いがぶつかり合い、理解し合い、切磋琢磨し、学ぶべき場所。

 

親はそれをサポートすることはあっても、口を出せる隙間なんで1ミリだってない!!

それを理解できない親は、とっとと子供を連れチームを離れてほしい。

 

お盆明けからしっかりとチームが前を進むことを祈りながら、うちの少年野球チームにこのような事が起こらないようにと願う気持ちで一杯のなった。

 

しかし学校にはまだちょくちょくモンスターペアレンツからの電話が今も掛かってきているようだ(;'∀')

 

もういい加減にしてほしい!