Happy Ageing Life


『毒と私』著/由井寅子 の本を頂いたので読んでみました。


この本は山口県乳児死亡事件をきっかけに『ホメオパシー』が悪徳療法だとバッシングされたことから、本は始まります。私自身、この本を読むまで『ホメオパシー』なるものは全く知らなかった。


ホメオパシーとはウィキペディアによると、
極度に稀釈した成分を投与することによって体の自然治癒力を引き出す」という思想に基づいて、病気の治癒をめざす行為。同種療法、同毒療法、同病療法と呼ばれる場合もある。その効果には科学的、医学的に証明されておらず、またホメオパシーを用いる事で、適切な医療行為を受けないことが要因となる事故も発生しており、社会問題となっている。


となっている。社会的にこのような認識となってる背景に、
この著者が冒頭で訴える、乳児死亡事件があるようだ。
249ページの中には、その誤解を解くべく著者の熱い語りが
ギッシリ生い立ちと共に詰まっているが、
少々そこは民間療法によくある宗教的要素もあり、
賛同できない部分もあるが、やはり何よりも問題なのは、
冒頭の事件により、ホメオパシーへの社会的批判が、
報道によってなされたことではないだろうかと思う。

亡くなった乳児の母親は、その報道に対して何もコメントなく、

音信不通となったらしいが、双方の意見というものを

私自身も知りたいと思う、興味深い1冊である。




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