海のもの
コウイカ。
水族館での一枚、6センチくらいか。
ヒレをピロピロさせながら水槽の中を動き回っている。
なんかかわいい。
コイツには思い出がある。
昔、石川県にいた時の事。
会社の協力会で地引網をやったんだわ。
オレは集められた魚の入ったバケツを見て回っていた。
その中の一つにコイツがいたんだ。
初めて見る変な形のイカ。
オレはコイツを指でつついて、マッタリとしていた。
そこへ会社の人がやってきた。
「いいもんいるじゃないか」というと、コイツをつかみ上げて
いきなり足を引っこ抜いた。
目が点になったぞ。
オッチャン黙々と皮を剥き、甲を抜き取ると醤油と一緒にオレに差し出した。
「うまいぞー」
あんなにかわいかったのに・・・
美味しゅうございました。
水族館ではサンゴ礁のカラフルな魚介にはあんまり目がいかない。
オレの興味をそそるのは深海生物だ。
まあ、あんまり深海生物って展示されてないんだが。
そのレアなヤツラのひとつがコイツ。
ワラジムシのボスキャラのようなヤツ、ダイオウグソクムシ。
30センチはあろうかという巨体。
しかし、コイツが動かない。もうピクリともしない。
ずーっとこの格好のまんま。
なんなんだコイツ。
ちなみに拾ってきたチョウチンアンコウの写真。
どっからどーみてもバイオハザードのクリーチャー。
こういうどーしてこんなカタチになっちゃったの、という奴がうろうろしている。
うーん深海、イイな。