花園2016.12 | 野菜嫌いの家庭菜園

花園2016.12

花園2015.12

ホンマに忙しくて約1年ぶりの更新・・・

昨年、小僧の試合を観戦した高校ラグビー全国大会。

今年も県予選を勝ち上がり無事到着(1回勝つだけで花園に来れるなんて羨ましい。でも、自分が高校生の時のチームより絶対に強いわ)。

夏の7人制では優勝候補しか居ないプールで個の強さの違いを見せつけられたが、それから4ヶ月を経てたどり着いた15人制でどこまでやれるのか興味津々。

小僧の小学生時代のラグビーの恩師は今年も隣で観戦してくれ、小僧のサッカークラブ時代の父兄まで新幹線に乗ってわざわざ観戦に来てくれている。元チームメートは強豪チームのリザーブとして登録しており、勝てば次の試合で対戦の可能性がある。我ら父兄にとっても、待ち望んだシチュエーションにドキドキワクワク、しかし、対戦相手は関東の強豪、勝つのは至難の業だ。我らの思いを叶えてほしいとスタンドで試合開始を待った。

しかし、試合開始からチーム全体に硬さが見られ、攻守ともになかなかハマらない。昨年の東北の強豪もそうだが、相手は手堅いプレーで初戦を確実に取ろうとする。ライン裏のキックをうまく絡め、セットプレーのTOを起点に確実に加点する。小僧のキックも当たっておらず、誤審のDTなどが確実に得点に結び付けられる。

ただ、ハマってはいなかったが、今までの全国大会よりも戦えている。ラインブレークは簡単にされない、モールも押せる。BKも大外で勝負すれば大きくゲインできる。勝敗は前半で見えてしまったが、ワクワクするプレーが随所に見られる。チームとしての一体感も高い。諦めない。小僧もキックはいまいちだが、多彩なライン攻撃やタックル、今まで見たことがないセービングでチームに貢献する。後半には攻撃時のキックが解禁。最初は四国のチームが見せない絶妙なポジショニングに戸惑うものの、自陣からのRUNや長いゴロパンで得点を演出。点差以上の好ゲームとなった。あいつらとの対戦は来年にお預けとなったが、今回はいい経験ができたのではないだろうか。

試合を通じて高知のラグビー環境の問題と希望が見えた気がした。
個々の能力は今年も相手チームを上回っていたと思うが、チームの完成度とプレーの習熟度がそのまま点差になっていたが、個々の力は劣っていない。これは去年感じていたことと同じ。

ゴール前の相手ボールのペナルティでスキを作って回されトライ、シンプルなハンドオフの一突きで突破されトライ、中途半端なキックからチェイスが甘く逆襲されトライ、ラインアウトのバリエーションが少ない、ちょっとしたボディコントロール、相手の良さを消すテクニック、レフェリングへの対応(試合序盤にOTTやNRAに明確な基準を示して欲しかったが)など、ゲームに勝つ手段のところで、大きな得点差ができてしまう。

一方で、個々の強さに差はなく、FW第三列とBKの走力は相手より上だった。これは、競技人口の少なさを補うジュニア世代の育成の賜だと思う(ほんと、あれだけの競技人口と予選参加校がありながら、毎年優勝候補に上がらない某県にも見習ってほしい)。コーチの丁寧で粘り強い指導は素晴らしいし、安易に強豪県から越境入学させて強化を図らない信念にも感銘を受ける。

このまま少しずつ競技人口を増やして、九州や関西の強豪といい勝負ができるようなチームを作り上げてほしい。スーパーな選手に引っ張られ一段上がった昨年のチームはその起点であり、今回のチームは今後の指針となるFW/BKや攻守のバランスが取れたチームだったと思う。これは今の3年生が後輩に託すべく、黒子に徹して作り上げたスタイルなんだろう。

自分が高校生の頃、先輩の思いを受け取ったのか、後輩に託せたのか、彼らを見てると当時の自分が本当に恥ずかしくなってしまった。

さあ、準備は整った、次は小僧達の番だ。来年もラグビーファンの記憶に残るようなチーム、プレースタイルを自分たちの手で作り、将来、強豪と呼ばれるチームとなるべく、その礎を築いてほしい。

小僧、ホンマ、ええ学校に入ったな。