陳健一氏は、日本における四川料理のパイオニアである父陳健民氏の跡を継ぎ、四川飯店総料理長となった方。

日本における四川料理の更なる発展に貢献したとして黄綬褒章を2013年に授与された正に中華の鉄人です。

2023年に肺炎のためご逝去されたのですがその年旭日小綬章を追贈されてます。

現在は息子さんの陳健太郎氏がその志を引き継ぎ四川飯店とこちらのチェーンを展開しています。

 

 

私の生息地に一番近い店舗は江東区木場に有る深川ギャザリアという商業施設の中に有ります。

店舗入り口には健一氏と健太郎氏が二人で並ぶ画像が今もそのままお客さんを迎えています。

こちら担々麺も美味しいんですよ、なのでいつも迷う。

更に今回は夏限定のメニューも出ていましたからね。

 

 

あーーーどっちも美味しそうですねぇ、特に汁なし麻婆麺は四川飯店でも人気だった裏メニューだという、陳健一氏も愛したメニューとありますよー。

実はこれ毎年食べそこなっているメニューなんですよ、なのでと思ったのですが。

やっぱり久しぶりなので基本の麻婆豆腐を頂く事としましょう。

辛さは6段階から選べますが何時も普通です、これでいい理由は卓上に有ります。

 

 

別にラー油も有りますがラー油の具というラー油を採った時の唐辛子と、純粋に粗挽き唐辛子が有ります。

更にですね、私がこちらのお店を推する理由の一つにもなりますが。

 

 

トップにそれぞれ山椒と書かれていますが違います、これは花椒(ホアジャウ)です。

しかも痺れの赤花椒と香りの青花椒とが用意されているんですよねー、これ最高ですよー。

私はホアジャウ好きなので自らをホアジャーって言っている位ですからね。

 

此方が陳健一麻婆豆腐店の麻婆豆腐です。

 

 

皿盛りのライスにスープとザーサイが付きます、ライスとスープはお代わりOKです。

以前は茶碗盛りのライスだったのですが5年位前からこのスタイルになっている。

これは後を継いだ健太郎氏による変更でしょうか、確かにこの方が食べやすいですね。

 

 

カレーよろしく白飯と混ぜ混ぜして食べると本当においしー。

その辺の中華屋とはやはり違うんですよね、特に味噌系の濃くに違いがかなりある。

味噌もそうですが醤が違う、ドーチー(豆醤)が深みを加えて単なる豆板醤とか甜麺醤との組み合わせじゃない旨みがたっぷりな麻婆餡になっていますよー。

 

途中中華の基本丸鳥由来のスープ(中華スープの素でしょうが)やザーサイを口直しにどんどん食べ進められる。

ただザーサイは塩出しをそれ程していないタイプなのでしょっぱいですね。

途中らこれをバリバリと投入です。

 

 

すみません確認していなかったのでボケ画像になっています。

主に痺れの赤花椒をたーーーっプリとふりかけます。

 

 

赤花椒、青花椒の違いが分かりますね。

勿論これの10倍以上はふりかけていますよー。

こちらの赤花椒は細かくピリピリと来る痺れで後引くものではない、舌の両側に特に感じてこれもまた楽しですね。

青花椒の方はこれ日本の山椒に近い感じだ、ふわりと香る清涼な風味もこれまたいいですよー。

 

いやぁ久しぶりに堪能いたしましたねー、流石に鉄人の志を継ぐお店は間違いなく美味しい。

こうなると夏季限定のメニュー、やっぱり食べたいなー。

 

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。