私がラーショを食べるのはここの所埼玉の三芳店が殆どになってる。

仕事の取引先に行く時による機会が多いのだが、味が私の趣向に有っているというのもある。

 

 

そう、一般的にチェーン店というのは何処もどの店へ行っても均等な味を提供する事が一般的ですよね。

それがラーショでは基本は豚骨醤油としていてタレも本部より供給としていながらも、店によりその解釈は違いが有るのですね。

本部の縛りがかなり緩くて、麺でさえ本部の物ではなく各自好きな物を使っているといった具合だ。

なのでその個性が逆に受けていたりして大変ユニークなチェーンなのだ。

 

オーダーは何時もネギチャーです、ここは塩も味噌も有るので醤油ネギチャーシューメンである。

 

 

たっぷり葱の上にチャーシューがこれまたたっぷりと乗っています。

麺の量は半分にしていただいてる、糖質制限ですがそれでもこのボリュームですから今の私には十分ですよー。

早速スープ行ってみましょう。

 

 

あれっ、なんだか濁りが少ないぞー。

啜って見てもそれは同じで何時もよりもサラリとしています、濃くが少ないというか。

この日は午前11時半の来店、何時もは午後2時頃なのでその差が出たのでしょうね。因みにこちらが前回(昨年10月)食べた時のスープです。

 

 

色から醤油が薄くなったのではない、スープが乳化しているからだ。

ビシリと細かな油も浮かびこれはもう絶品スープなんですね。

今回の物はここまで乳化していなくてサラリとした感じなのだ。

何時もの物からするとあっさりで、その分塩味を多く感じます。

タレは同じでしょうからスープの乳化具合で塩味が変るという事でしょう。

だがこのスープも悪くはないです、これはこれで、いやこちらの方が好きな方もいると思う。

私は圧倒的に何時もの午後の乳化スープが好みですが、それだけでは無いのがラーメンの奥深い所ですね。

 

 

チャーシューは肩ロースのようだが端の方でしょうかバラつきのある物ですが。

肉厚もしっかりとありこれが5枚と昨今のコスト事情から思えばかなり奢られたもの。

軟らかでパサつきも無くおいしーですよー。

 

 

葱は晒していないそのまま白髪に切ったもの、なのであの辛味をしっかりと持ったものです。

ラーショ独自のクマノテと呼ばれる謎の調味料で和えられた葱はやはり旨い。

何処がどうという訳ではないが例えば山岡家のネギチャーとかくるまやのネギチャーとかとは何か違いが有るのですね、それこそがクマノテなのでしょう。

 

 

宅調はこんな感じでラフに置いてある、これも又こちららしさか。

ラーショにはニンニクですよね。

 

 

勝手知ったる味ですから躊躇なく投入しますよー。

いゃぁ合うなぁ、調子にのると他人に迷惑なのですが、それでも追加したくなりますよねー。

ブラぺも私は必須です。

 

 

此方だって躊躇しない、たっぷり入れても取り込んでしまう懐がラーショのスープには有るんですねー。

最後は豆板醤を入れてフィニッシュしましたよー。

 

 

今回初めて午前中の入りでしたが、乳化のコクは少ない物の醤油の切れが有ってこれはこれでまたおいしいスープでした。

この入店時間によりブレの出るスープというのは実は結構ある。

勿論その日のスープは前日なりに作ってブレを無くしているお店も多々あり、それこそが何時でもお客さんを裏切らないという店主の信念でも有る訳だ。

だが街中華をはじめ朝摂りのものを減るに従い煮詰まっていくのを調整しながらというお店も多いのは確かななんですね。

逆に言えばこのブレもまた楽しなのですね。

 

具材のチャーシューは文句なく美味しい物で、ネギは流石のクマノテの威力をしっかりと感じられる物でした。

ラーショは近場だとベスパで15分くらいの所に堀切店が有るのですね(ラーショは郊外のロードサイドがメインで地価が高く駐車場の無い東京23区内では珍しい存在です)。

そちらは昼時など並びの出る人気店でして、他店よりより化調を利かせた味がウケているのですが、私には馴染めなくて今の所行動範囲内ではこちら三芳店が好みなのです。

次回はやっぱり乳化が進んだ午後に行く事にしましょうかね。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。