この日は狙っていた、連休中は当然の長蛇の列ですから明けた時を狙っていました。

それは正解で到着した1時半には先客3名でした、なので5分程で店内へ。

こちらへ来るのは実は大分久しぶりなのだ、オープンよりすみれの正規のれん分けという事であれよあれよと行列の人気店になって遠ざかっていました。

なのでどうしても確認したくなったんですね。

席へ着くとカウンターはプラダンの仕切りがしっかりと各席に有りました、コロナ後に無くなって行った仕切りですがやはりこれは有った方が良いと思う。

一蘭のように隣を気にせずに集中できますからね。

 

久しぶりなのでオーダーはノーマルの味噌です。

 

 

やぁ、濃厚な味噌ラーメンであることが一目で判るスープですよー。

味噌の香りだけではなくニンニクや生姜が香っています。

早速スープを頂いてみましょう。

 

 

うーん、これ随分と変わっていますねー、以前食べた物とは別物といった感じです。

ただ基本はすみれのあのスープなんですよ、変わったというより進化してるといった方が良いでしょうかね。

ベースの豚骨がより濃厚になってる、乳化しているし他に根菜なども煮溶けてるトロミのあるスープです。

味噌はまろやかになってて、勿論すみれの伝統でラードで炒め付けているであろうがマイルドな味噌だ。

なのですみれの攻撃的な香ばしい味噌は抑えられていて、重厚な超濃厚な味噌スープになっています。

それは切れのあるミドル級のボクサーがどんどん階級を上げ重厚なヘビー級になったような。

一啜り毎のパンチはかなり効いてきますねー。

 

 

麺は札幌の超有名製麺所、西山製麺の縮れのある黄色い太麺です。

4年ほど前にすみれ本店がそれまでの森住製麺から西山製麺に変えて、直系やのれん分け店もそれに倣った。

見た目も味自体もほぼ変わっていないので何で替えたのかは不明ですが何か理由は有ったのでしょうね。

 

 

大き目のチャーシューがバーンと乗っています、生姜がその上に乗るのも系列ならではですね。

このチャーシューは煮汁が醤油スープに使われているようで赤みが少しパサ気味なのですが。

 

 

厚みがこんなに有って食べ応えも十分です、かなり堪能できますよー。

角切りのバラチャーも少量ですが入っててこれもすみれを継承してますね。

 

 

炒め豚ひき肉もごく少量ながら入ってます、この辺りはやはりすみれです。

 

 

メンマはシャキシャキでこれもすみれを引き継いでるか。

 

今回思ったのはモヤシがごく少ない事、スープと共にこれも独自性、いや進化でしょうか。

 

 

卓上にはあのS&Bの太いコショウは無くなっていました、代わりに有ったのは何故か白米用のふりかけとこの一味でした。

ピリリと引き締まるので味噌ラーにはこれが良く合いますねー。

 

 

ということで、久しぶりの大島さんは更に進化をしていましたね。

その成り立ちにはしっかりとすみれの遺伝子を継承しているが、今ある物は大島氏が描いた進化したものであると。

私的には重厚になったスープはその通りに重たい物でした。

勿論並びが通常の超人気店ですから美味しいのは確かですよ。

 

首都圏ですみれの味を堪能したければ文京区の正規のれん分けである三ノ寅さんか、すみれOB会(12店しかない)の浅草橋の福籠さんの方が近いでしょうかね、どちらもすみれ創始者村中氏が認める直系店です。

 

帰り2時近くになると並びはもう有りませんでした。

 

 

何時もならまだ10数人の並びが有る時間です。

連休明けはやはりねらい目でしょうかね。

ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。