この日は所用が有り江戸川区瑞江へ、ついでにお昼はこちらにしました。

中華料理木蓮さんだ、こちらは中国の方が経営しておりスタッフもすべてあちらの方です。

 

 

なので日本人向けにしている物の味の基本は中国本土のものなのですね。

中華料理ではその品数の多さが修行年数を表すという、こちらの品数は多い。

 

 

お勧めや前菜から。

 

 

海鮮に肉類。

 

 

麺やモツ料理など。

 

 

刀削麺にスープデザート。

 

 

野菜系に飯類。

 

 

点心など仕込みに手のかかる料理が抜かりなくあります。

更に。

 

 

これだけの料理とお酒が2時間飲み食べ放題でこの価格だ(3名様より)。

最近横浜中華街でも多いこの形態は、近年進出してきた新華僑といわれる方達が始めています、なのでこちらもその系なのでしょうか。

 

ランチなのでそのセットも有ったのですがそんなに食べられませんから単品で担々麺を頼んだ。

 

 

如何にもらしい担々麺の登場です。

ではスープから行ってみましょう。

 

 

やはり中華の基本、丸鳥がベースのスープ。

胡麻感もたっぷりで芝麻醤というより胡麻ペーストがちゃんと効いてる。

そして香辛料、八角や桂皮、花椒といった中華香辛料がかなり控えめですがちゃんと使われています。

辛さもそこそこありますからこれ日本人向けに上手にチューニングされた担々麺ですねー。

ただ四川じゃない、上海当たりの担々麺がベースといった所でしょうか。

 

 

麺は良くある中華麺、細目で縮れのある黄色い玉子練り込み麺だ。

なので麺自体は可も無く不可も無しですが、スープ絡みは良く辛みと旨みをタップリと纏ってくる。

 

 

この坦々肉味噌がかなり優秀、濃い目の味付けでスープに溶けだして旨みが倍増する。

香辛料はしっかりで花椒の香りがいいですねー。

ただシビは無い、あの清涼感ある香りは有るのですがジンジン来る痺れは殆ど有りません。

なので担々麺にはカラシビを求めてしまう私にはちょっと物足りない物でした。

 

ですが誰でもそれらしい担々麺が食べられるという事で前述通り丁度良い具合なのだと思う。

落としどころが適切というか。

私はコロナ前までは30年近く毎年中国を訪れていました、北京、上海、重慶、杭州等色々行って、仕事ですから観光客は行かないようなお店へ地元の方の案内で沢山行きました。

その経験から上海当たりに近いと書いています、日本人向けにセーブされてはいますがらしい味を体験できるお店だと思いました。

事実美味しく食べれましたよー、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。

 

 

 

追記。

これかなり昔に書いたことが有りますが、思い出したので掲載します。

それは上海での事で今から20年以上前の事、現地の方に日本人には驚くような料理が有るから連れて行ってやると。

それは四川料理の店だったのですね。

出て来た物は確かにカラシビの料理だったのですが、私としてはなんか物足りない。

それは東京でも本格四川の店は有ってもっと四川の香辛料が利いてたのを食べていたんです。

なのでその上海の方(中国人ですね)にこれは四川料理じゃ無いっ言ったら激怒されまして。

何で日本人がそんな事言えるのだと、確かにこれは当たり前ですよね。

でも私としてはやはり違うという確信があったから、お店の方に料理人は四川の方ですかと聞いたらそうですとの返事。

なので料理人さんにお国の味でもう一度作ってくれますかとお願いして作ってもらった。

そしてその料理を食べた上海の方はこれは四川料理じゃないって更に怒ってしまったんですよ。

私も大人げないことしたと思ったのですが、支配人が出て来てこれが本当の四川料理ですよと説明してくれました。

つまりはこの上海の四川料理店も上海の方に合わせた物を出していたという事です。

案内してくれた方も納得していただき事なきを得たのですが、ちょっとヒヤリとした出来事でしたね。