静岡出張の帰りだ、次の仕事まで時間がある時はゆっくり下道で帰る。
今回は沼津から伊豆へ向け十国峠を越えて熱海に出た。
海沿いの寛一お宮の像の前はOFFシーズンの平日なのにかなりの人だかりだ、湯河原真鶴を通って小田原へ、ここで昼とした。
情報番組でよく出ているから混雑しているかと思ったらそれほどではない、やはりオフシーズンの平日です。
途中根府川辺りの海岸沿いにも海鮮食堂は色々とあったのだがこちらにしたのは、頭まで食べられるアジの干物の唐揚げがあるとの情報から。
だがこれはもうやっていないのか、売り場は見つかりませんでした。
仕方なく施設内のとと丸食堂へ、シーズンだと1時間以上の待ちとかの行列ができるようだがこの時は並びは10人ほど。
券売機に続く列なのですが10人ならそれほど待たないだろうと思っていたのだがさにあらず。
券売機はタッチパネル式のものが1台、そして全く使い方が分からない年寄りが階層になっているメニューを見つけられずに全然進まない。
これオペレーションする方を一人付けるだけでかなりスムースになるはずだがねぇ。
という訳て私が頼んだのは間違いなく地物であろうアジとシラスの2色丼だ。
正解です、シラスが素晴らしいです、沼津港の仲買の孫が言っているのですから間違いないです。
小田原ではでおよそ捕れないイクラ、サーモン、ホタテなどが入った物を喜んで食べている方たちをしり目に地魚を味わいますよー。
アジは昨日か一昨日かといったもの、なので適当に熟成されてて美味いんですよ。
ただ私寿司はこういった日を置いた熟成ものが好きですが(勿論ちゃんと管理されたものですよ)、白飯の海鮮丼は角が立った活かった刺身の方が良いと思っています。
シラスは大ぶりで正に釜揚げ、スーパーなどで売っている鮮度保持なんたらは使っていない本物だ。
なにシラスの釜揚げに本物とか偽物とかが有るの?と思う方。
シラスは茹で上げても冷蔵庫で2~3日もすれば味変わるくらい繊細なんですよ。
なので日持ちさせるために天日でさっと乾燥してちりめんじゃこが出来たんですね。
私は小ぶりなのがふわりとしてて好きなんですが、大ぶりでもこれは久しぶりにおいしいシラスでしたねー。
配膳場所の前にこれが置いてあって。
沢山のアラが出るであろうからそれを使ったあら汁も有るのですが、こちらはもっと形にならないものを使って出汁にしたもののようです。
これ凄い濃厚でうまーい、メインの料理よりこの無料の出汁の方がよっぽどいいじゃないですかぁ。
なので説明に有ったようにこうします。
出汁茶漬けですよー、これ半分食べたくらいでアジやシラスと一緒に出汁茶漬けにすればよかったなぁ。
そのくらい美味いの、これが有ったおかげてここへ来て良かったと思うくらいでした。
この食堂の上の階には食べ放題の海鮮バイキングが有るんですね。
そちらも見たのですが、どう見ても地物は釜揚げシラスとサワラ刺身とキンメダイ煮つけだけでしたね。
他は海鮮居酒屋にでもあるようなお決まりの物ばかりで料金1時間半で3500円也と、とてもじゃないがこれじゃ小田原で食べる意味が全くないですよね。
お目当てには恵まれませんでしたが、美味しい地魚を堪能いたしました。
ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。