場所は墨田区向島の端っこ、私の育った&現在生息している地域です。

ここに鳩の町という商店街が有る、昭和33年までは赤線地帯だったところだ。

赤線って何?という方が今は多くなって来てますが、要は国が認めた春を売る地区だたんですね。

その後は名前の様に商店街となって、私の幼少の頃は随分と賑わっていたものです。

それも昭和の40年代までで、以降は衰退を重ねて今は何とか商店街の体を残す位か。

そんな中今年春にこのお店はオープンした。

 

 

店を営業するのは私と同年代のご夫婦です、定年後に始めたようですが主導権は奥様でご主人はホールの接客担当だ。

うどんと蕎麦のお店ですが修業したわけでもないようなので伝統的なメニューは無い。

 

 

カレーがメインですが結構強気な価格設定です、それ以外は何とか抑えたものになっていますが。

果たしてこの値段でこれからやっていけるのでしょうかねぇ。

というのもこの商店街にも日本蕎麦屋は有りました、だが数年前に辞めちゃっています。

勿論後継者不足というのが有ったのですが、顧客の高齢化と出前の文化が無くなったのが効いてますね。

なので随分と厳しい立地を選んだものだ。

こちら以前は喫茶店だったんですね、なので店内はこんな感じです。

 

 

この左奥にカウンターが有るのですが現在は厨房としてその機能は無い。

私が座っている場所にも2隻テーブルが有って全部で8席とミニマムな店内です。

初訪ですからお店一推しを食べてみましょう、特上カレー蕎麦です。

特上は松坂牛の筋肉が使われているという。

先客なしですが調理には時間がかかっています、10分ほ近く経ってからの着丼です。

 

 

何とも普通なカレー蕎麦でちょっと拍子抜け、あまりに素っ気ないので卓上の薬研堀中島商店製の七味をちょっとふりかけて頂きます。

 

 

そのカレー汁はちょっと甘味のある出汁の利いた物。

だが直ぐにスパイスの辛さが来ます、そう思っているよりもちゃんと辛さが有るカレーなんですねー。

勿論出汁感には牛筋を煮込んでいる旨みも入っています、これうまいぞー。

 

 

蕎麦は正直全く期待していなかった、ですが思ったよりもちゃんとしたものなのですが。

多分乾麺なのだと思う、現在販売されている乾麺は美味しいものが多いですからね。

調理時間の長さも乾麺の使用とすれば納得です。

 

 

松坂牛の筋肉はたっぷり入っていました。、まあ銘柄牛とはいえ筋肉ですからね。

でも素時の廻についた肉部分も多くて食べ応えはありましたよ。

 

ただ素人っぽさは全開ですからこれがお店としてどうなのかは個人の判断でしょうか。

家庭で作ってたカレーうどんがおいしいからそれでお店やっちゃったという感じなんですよね。

なので私としてはかなり微妙ですね。

今度はノーマルのカレーうどんを食べてみましょうか、冷凍うどんならかなりましな物になっていると思う。

それとも種物を食べてみましょうか、画像では肉そば美味しそうです。

ただ蕎麦屋にあるあの出汁の香りがしないんですよねこの店内、直ぐ厨房なのにです。

ひょっとしてつゆの素を使ってたりして、、、。

やっぱりかなり微妙です。