場所は江戸川区の船堀駅から15分程の距離です。
船堀といえば札幌すみれ直系ののれん分け店大島さんが有る所ですが、こちらはそれとは違う方向です。
住宅地というより工場や運送業が多い地区でラーメン屋の立地としては甚だ良くはない場所である。
この喜多方食堂さんは台東区の稲荷町(上野と合羽橋の間)にある喜多方食堂本店で修業された方が独立したお店のようです。
喜多方食堂本店は以前は喜多方食堂麺や玄という名で営業していた、福島県喜多方市にも同名のお店は有り姉妹店との事です。
2年前に錦糸町にも喜多方食堂 山海というお店がオープンしましたが、直接の関係は無いようですね。
時は1時をとっくに過ぎている、店前にベスパを停めていざ中に入ると小奇麗なコの字カウンターが。
厨房には男性二人、女性一人がホールです、この女性がサービス業を心得ているというか、対応が完ぺきで気持ちよかったですね。
このカウンターは10席なのですが大分余裕がある、2020年11月オープンと正にコロナ過真っ只中ですからこのようになっているのでしょう(流石にアクリル仕切りはもう無いが)、なのでカウンターですが落ち着いて食べることが出来ます。
券売機には蔵出し醤油と蔵出し味噌の2種類に、それぞれ鶏油と背脂が有って更に刻み玉ねぎの有り無しが有ります。
蔵出し醤油鶏油に玉ねぎ有りの券をポリ席に着きます。
7分程で着丼です。
おー、この醤油スープ濁りが有ってどうも私が想像する喜多方ラーメンとは違います。
澄んだ醤油ラーメンに縮れ麺という福島中通や会津にある旧来の物とは違うようですね。
ではそのスープから行ってみましょう。
レンゲを持ってビックリ、このレンゲも丼ぶり同様温められていて熱々です。
これまた熱々スープを一口啜ると、見た目通りにやはりしっかりとした豚鶏のベースで動物の旨味たっぷりですが、ここへアゴ(トビウオ)の煮干し由来の出汁が効いて濃厚な豚鶏魚介スープになっていますよー。
醤油は香り付け位、ラードも利いて動物がしっかり支えたアゴ出汁香る美味しいスープです。
麺は多加水で中太の縮れ麺です、茹でる前にもしっかりと麺をもみ込んで縮れを入れている。
クニュリとした食感に小麦の風味もかなりあってこれも美味しい麺ですねー。
チャーシューは軟らかで出汁取りにも使われているようですが最小限でパサつきは無い。
小ぶりな物の厚さも有って2枚ですから文句ないです、ってかこちらもおいしー。
多めに入った刻み玉ねぎが最後まで主張してきます。
晒していなく辛みすらあるざく切りですが、好きならばとっても良いアクセントになってますよー。
なる程、出身店の喜多方食堂本店さんよりも濃度を上げて来たスープで勝負のようです、とっても美味しかったですよー。
こうなると是非とも背脂入りを食べてみないとですよね。
実は私稲荷町の喜多方食堂本店ではこれで食べているんですよ。
これはかなり前なのでスープは今よりもずっと澄んでいます。
おおっと、ならば喜多方食堂本店へも行ってみないとですね、これも楽しそう。
この本店の並びにはフレンチ出身の稲荷町らーめんが有るし、向かいにはあの池尻大橋八雲直系の大和さんもあるしでね。
いゃぁラーメンは尽きないですねー。
最後にこの情報を紹介いただいたmal2451様、ありがとうございました。
という事で、喜多方食堂 磯崎さんには再訪確定です。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。