麺処 ほん田といえば醤油ラーメンを極めた名店だ、並びが常の人気店です。
その味をもっと広めようとチェーン展開しているのが麺処 景虎という事のようです。
ただその思惑は必ずしも成功しているようでは無く今では数店舗の展開だ。
秋葉原UDXビル内のレストラン街に麺魚と満鶏軒と共に出展しています。
鯛だしらーめんのパイオニア麺魚や同経営で鶏だしラーメンの人気店満鶏軒はこの施設で何度も食べてはいるのですが、こちら麺処 景虎は今まで食べたことが無かったんですね。
因みにほん田も数年前に本店を東十条からこちら秋葉原駅の1階に移転して来ています。
重複を避けるためかこちらは濃厚豚魚と同つけ麺が主力となっているようで。
期間限定も実験的に色々と登場しています。
UDXビルのラーメンコーナーは流石に麺魚、景虎、満鶏軒と3件揃っているのでフードコートのように広い。
ざっと50席くらいあるのではないか、11時20分の来店だったのですが先客は0人と貸し切りです。
ここ大丈夫なのかなぁといつも思う、昼時でも満席になっているのは見たことが無いのだ。
というのもこの場所今までにも何件もの有名ラーメン店が入っては退店しているんですね。
券売機でなにを食べるかと、というのもこちら結構メニューが変るんですね、実験しているのか探っているのか限定物も多い。
またつけ麺も充実していてあれこれ迷うがここは初志貫徹、定番の濃厚醤油ラーメンをチャーシュー麺でポチリました。
濃厚醤油チャーシュー麺です、お値段は1440円とやはり場所柄でしょうか。
低温調理のチャーが2枚乗っています、鶏胸チャーも2ヶ入っているのがチャーシュー麺仕様のようです。
ではスープから行ってみましょう。
豚骨ベースの濃厚魚介醤油です、一時一世を風靡した豚魚と似てはいますが魚介が節や煮干しの出汁系で、魚粉中心な豚魚とはまた違った豚骨魚介醤油だ。
濃度が有ってトロミも有ります、ぽってりとしたスープで美味しいのですが。
途中から重くなってくるというか、お腹がもたれる感じというか、、、。
私濃厚こってりスープでこういう経験は無かったです、どんな濃度でも食べて平気なのですがね。
乗せ物のチャーシューはどうでしょうかね。
低温調理のレアチャーです、かなりの薄切りで生ハムみたいか(笑)。
塩味も強くなく程よくサシの入った旨みあるレアチャーですが、如何せん薄くて2枚しかない。
なので食べ応えは無いですね、美味しいのは確かですが物足りない感は有ります。
また半分スープに浸かっているのも何か意図が有るのだろうか。
というのも低温調理のチャーシューは温かいスープに浸ると味が変わるんですね、低温ならではのジューシーさが損なわれていくんですね。
鶏チャーシューも低温調理で、やはり半分下がスープに浸ってる。
という事はこの違いを堪能して欲しいという意図なのだろうか、私にはそう思えます。
まあこれ食べててこんなことを考えてるのは私くらいでしょうかねぇ。
麺は細麺で所々にフスマが入る全粒粉を混ぜ込んだ物
加水は少なめでパツリとした食感もいい、かといって博多等よりもしなやかで美味しい麺です。
前述とろみのある濃厚スープをタップリと纏いますから端は進みますよー。
ここでこちらのチャーシューについてです。
低温調理のチャーシューなのですが。
下半分が熱いスープに浸って熱が通って色が変っちゃった部分です。
よくピンク色のチャーシューを全て低温調理のレアチャーって見た目だけで言う方がいるのですが。
63度といわれる低温調理の調理温度よりも少し高い75~80度くらいでじっくりと作るチャーシューもピンク色をしているんですよ
こちらが良く行く奥州白川ラーメンの〇政さんのチャーシューです。
熱々スープに浸っていても色は変わっていない、なのでこの色でも熱は通ってるのですね。
勿論どちらがいいかという訳では無くこういうタイプも有るという事です。
なので見た目だけでは判断は出来ないって事なんですよね(まあ見る方が見れば判りますが)。
という事で濃厚豚骨業過醤油ラーメンは美味しい事は確かでした。
でも冒頭言ったように何か食べて行くに従い胃にもつれ感を感じたのは確かなのですね。
原因はこちらの先入観があったという訳ではないかと。
先日の満鶏軒来訪時に見てしまったので記憶に有ったのか、こいつのトロミというのが脳裏に刷り込まれていたという訳ではないと思うのですがねぇ。
という事で確認は出来ましたよ。
私としてはこちらの施設に入っている麺魚、景虎、満鶏軒の中では鶏だしが美味しかった満鶏軒が一番かなぁ、また食べたいと思うのこちらですね。
ごちそうさまでしたー、、、、、、、。
追記
やはりディスプレイとして置かれている使っているのであろう食材が気になります。
前回紹介してる銘柄玉子や菅野製麺の麺箱然りでこんなのを客の目につくところにわざわざ置いておく必要が有るのでしょうかねぇ。