もう何度も当ブログに登場しているらぁ麺MORIZUMIです、この時は限定食べて来た。
森住康二氏はラーメン屋で当時珍しいミシュランの星を取った元ちゃぶ屋の店主だ。
森住氏は子供の頃から手先が器用でプラモデルの制作が得意で、料理学校を卒業後都内のホテルで修業されていたという。
その時に業界用語で手抜きとかいい加減なという意味の隠語であるちゃぶ屋というあだ名が付き、それをそのまま屋号にしたのだという。
勿論自分の店を持ってからはちゃぶ屋な事は一切なく、ついにはミシュランの星を手にするまでになるのだが。
それには幼馴染が製麺屋であり、その親父さんの尽力も有ったのだという。
自分の店を持ち、自家製麺にするきっかけも。
その友人の親父さんがそろそろ自分で麺を打ちたくなったんじゃないかと友人伝いにメッセージを送ってくれて、判らないことが有ったら教えてやるからと後押ししてくれたという。
店は繁盛し軌道に乗るとちゃぶとんというチェーンを展開し、海外進出までするのですが有る時を境に表舞台からは消えてしまった。
それが6年前の足柄SA大改修時に突如らぁ麺MORIZUMIとして登場したのだ。
私は5年前に何の事前情報なしに店前に有るこのポスターを見て愕然としたのを覚えてる。
そしてそのバランス型といっても良い味の組み立てに感銘し、以来機会ある毎に食しているのですね。
何時もは塩だ、このタレが元スープの良さを最大限味わえると思う。
だか今回はこちら、限定を食べて見たかったのだ。
これHPから拾ってきた画像だが、現在は1080円だったような。
ベーススープが同じ物なら濃厚醤油と背脂とでかなり期待できると思う。
その出来上がりは。
ちょっと盛り付けが全然ダメダメなのだが、具材が全部沈んだ上に背脂がバーって乗っている。
チャッチャ系というかスープの色から何かたぬき蕎麦みたいな見た目になっちゃっていますね。
気を取り直してスープから。
いゃあ、こりゃかなりアブリーで濃厚な感じだが啜って見るとこれがまろやかで美味しいじゃないですかぁ。
浮かぶ油はノーマルと違いラードが中心で、豚の旨みがしっかりとあるのですが。
豚骨スープじゃないです、あくまで豚鶏の醤油ラーメンです。
背脂は炊きだされておりしつこくなく、醤油も濃いものの塩気は普通でしょっぱくはない。
そしてノーマルの煮干しの効いたベーススープとは違い魚介は強く無い。
そうするとノーマルのあのニボ感は香味油によるものなのだろうか、いやベーススープ自体が違うと思う、なかなか手がかかっていますね。
麺は同じものだ、ただ濃厚醤油を吸い込んで茶色く染まっているのが見た目の違い。
加水は少し低めでプツリとした食感も良い、博多程加水低くないのでするすると手繰れる麺で箸も進みますねー。
チャーシューは富士山麓豚という地産の銘柄豚を使ったもの。
追加で1枚足しています。
これは当初より進化していて味付けがだいぶ良くなってる。
初めの頃は何処かの食品加工業者に作らせていたようでどうにもチルド食品のような味付けでした。
最近の物は手製のチャーシューになっていますね。
ただ大判ではあるが薄っぺらいのは変わらずで、箸で掬うとバラバラになってしまうのはご愛敬かな。
トッピで1枚200円はちょっと高いと思いますが、それでもいつも注文しています。
いゃあ美味しかったです、流石に森住氏の作り出す味ですねー。
確かに濃厚な背脂醤油なのですがスルリと食せてしまいました。
実は限定で白湯の白中華というのも有るんですね、どうもこれらが交互に出ているようなのだ。
これ食べて俄然白中華も食べてみたくなりましたよー。
これからも機が有れば積極的に寄っていくつもりです、楽しみです。
おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。
追記。
こちらお土産のコーナーに小田原名物の鈴廣の蒲鉾が置いてあるのですね。
鈴廣の板蒲鉾は通常3種類のグレードが有り、中間の1本1300円程の謹上を買ってくる。
最上級の古今は置いていない、1本4000円するのでおいそれとはね。
それでもシコっとした歯ごたえと旨みは酒精の香りが仄かにするとっても美味しいカマボコです。
何時買っても賞味期限はきっちり一週間なのは流石によく管理されている。
その日のうちに売り切るか、残った物は下げているのでしょうね。
そしてもう一つ買ってくるものにいかの塩辛が有る。
しいの食品というメーカーのブースが有ってこちらで美味しい塩辛を売っているんですね。
足柄SAだけの限定販売で焦がし醤油いか塩辛というのが有ってこちらも美味しいのだが。
私が良く買ってくるのは昔ながらのいかの塩辛というもの、これらで勿論白飯ですがお酒も進みますよー。