尾道は大好きな街でもう30年以上前から訪れている街です。

なので作例も多いですし、所属していた〇期会でも何点か発表させていただいている。

デジタルに移行してからは行く機会が少なくなっているのが残念ではあります。

それでも数年おきには訪れていて、割烹安広さんとかビンテージギターショップのオーズウェイさん等、行けば久しぶりと歓迎してくれる馴染みもあります。

 

今回も最近の通例で3枚組で組み直し、なのでこの状態で作品です。

 

 

坂の町尾道の特徴的な感じを私なりに、なんだか非現実的でグルグルしちゃうのが魅力の場所が結構ある。

勿論こんな場所ばかりでは無いですが、やはり興味尽きない町並みなんですね。

個々の画像は。

 

 

赤い壁は街工場なのですが何を作っているかは不明。

ここは坂の下の方、これからの行先の風景に期待一杯になったのを思い出した。

 

 

こんな場所に出っくわしたらたまらないですよね。

複雑に入り走る尾道の坂に酔っちゃいます、尾道酔いは既に始まっています。

 

 

下りだって凄いよ、尾道酔いしたまま足を踏み外さないようにですね、、(笑)。

兎に角立てられるところへ家を建て、そこへ行く道が後から出来ているような印象なのだ(もちろん資材の搬入などでそんなことは無いのだが)。

 

 

という事で私の頭の中にはほぼすべての坂の街の部分の地図が入っています。

最近思うのは情緒が無くなっている事、私が通った30年以上の年月は高齢化によりどんどんと空き家を作り生活感が薄れて行ってる。

2年前に行った時の画像です。

 

 

杖を突くおばあちゃん、撮影どころでは無くて気になって仕方ない。

直ぐに追いついて手を引いてお宅まで一緒に、色々とこの街に纏わるお話が出来ました。

聞けば息子さんが私と同年代と、なのでこんなに坂のある住み辛い街には戻って来たくはないとの事。

確かに私がこの先このような条件の場所に住みたいかといえばそれは難しいと思う。

観光で訪れる方も多い街ではありますが、現実はこの先厳しいものでは有りますね。

 

なので行ける機会が有れば積極的に坂の街の部分を撮っていきたいと(この坂の街は尾道のほんの一部分です)。

正直生活が感じられない部分は増えて朽ちている所が多くなってきている、なので撮影に食傷的にはなっていたのですが。

この現実を残すことも大いに意義があるのではなんて思った次第です。

まぁ偉そうにこんなこと言っていますが、記憶に留める事は必要と思います。