という事で度々写真ネタが登場する当ブログですが。
今回は脇役というか、今まで使って来た三脚を取り上げてみた。
これが現在残る歴代の数々です、勿論これ以上国産のスリックとかイタリアのマンフロットなど使ってきている。
特にマンフロットは日本に輸入されるようになったのが1990年代と私の熱の入る時期と重なり、それまでのオーソドックな作りを覆す独自な機構で魅了され、一時はこればかり使っていた。
改めて残っている物を見るとジッツオが殆どだ、このフランスのメーカーこそ三脚のトップブランドである。
右後ろのニコンのステッカーが貼ってあるのはスポーツという三脚にラッショナル2Bという雲台を組み合わせたもの、確か5万くらいだったと思う。
私が初めて買った三脚だ、そう三脚は本体と雲台との組み合わせでセットです。
これに当時使っていたゼンザブロニカECを乗せて毎週のように山を登っていた(いや、バイク乗るのと半々かな)、当時は山中の自然を6×6版で撮っていたんですね。
私の写真の師匠はそれ以前に高名なロッククライマーで数々の初登頂ルートを持っているというルートハンターな人でして。
私もひーひー言いながら一生懸命ついていきました、ほんとに良い思い出です(撮影時は流石にクライミングはしてませんよ)。
師が使っていたのがハッセル500CM、当然買えないのですがそれでも6×6を使いたくて中古のブロニカEC購入しました。
レンズはニッコールの50㎜75㎜200㎜だ、カメラ含めていったい何キロになるのだろうか、若かったものの重かった記憶は残っています。
後ろ左はリンホフの三脚と雲台、少し稼げるようになりブロニカをハッセルに持ち替えた時に導入。
大型カメラのリンホフ用なので強度は十分、しかも軽量でカーボンが出るまではこのジュラルミンチャンネル脚が大きさに比して一番軽量だった。
スリック等の国産三脚が2~万だったころ9万位した、師匠が使っていたので無理やり購入、使い勝手もステイタスも抜群でした。
手前右に有る物はジッツオのタタルックスという三脚にラッショナル1という雲台を組んだ物、
35㎜で町中を撮るようになって導入した。
小型ながらしっかりとした三脚が欲しくて購入。
これ折りたたむと46㎝ほどになる、そして展開すると1m50㎝と目の高さまで伸びます。
脚部が4段、エレベーターと呼ばれる首の部分が2段になっているので小さいながらここまで伸びる。
一見華奢ですがそこはジッツオ、しっかりとしているのは流石です。
これは今でも使い勝手がいい、重さも合わせて2㎏程なのでデイバックにぽいっと突っ込んで何処へも出かけられた、今から20年位前までは一番使っていましたね。
現在これと同等なトラベラーというカーボン製が雲台込みで18万位で出ています、三脚だけの重量ですが何と895g!!、技術の進歩と共にこの位はするかなぁと実感しますね。
そして手前左の黒い三脚だ。
これが現在の主力ジッツオのバサルトという素材出て来た三脚。
軸素材が軽量強靭なカーボンへ移行する過渡期に現れたジッツオ独自の素材で作られたものだ。
その素材の元となっているのは火山岩という、この材料を元に特殊な樹脂で成形加工されたのがバサルトだ。
その強度と軽さはカーボンに匹敵する、値段もカーボン並みで10万以上したかな。
大きさは畳んで62cm、伸ばせば1.6mと扱いやすい大きさ。
誰もが先ず手に入れるサイズでしょうか。
何しろ軽い、この大きさで雲台込み1.5㎏しかない、なので負担が無い、とてもしっかりしているからハッセルで使うのがメインになっている。
とはいうのものの現在メインはデジタルカメラになっている訳で。
高感度設定でISO稼げばシャッタースピードはかなり高く設定出来る。
なので手持ちが殆どで三脚を使わなくなった。
勿論ハッセルでブローニー使っては楽しいもののかなりのハイコストで撮ってない。
現在このジッツオが活躍するのは暮れにスマホで写す年賀状用の撮影位です。
でもこれら中々処分は出来無いんですよ、愛着は勿論ですが何時か出番が有るんじゃないかとね。
超望遠でも夜間でも手持ちで画像が撮れる時代になった今、三脚担いでの撮影も楽しむかと思うのですが。
流石に体力が付いていけません、でも手放せないんですよねぇ。