先日の絶不調から何故か立ち直った、それはこの機種には散見されるキルスイッチの不良という事で解決したように思えたのだが。

先日酷暑の中夏眠状態から少しは動かしてみようと夕暮れ走らせてみたら全く酷い、過去最悪状態。

エンジンは直ぐにかかる物の走ろうとすると失火状態、まともに走れない状態に。

そう、燃料が送られていないというよりか失火しているようなのですね。

 

 

ここへきてようやく点火機系のチェックだ、何とか走っちゃってたから後手にしていたのですがプラグを交換してみようと。

GTS250の、いやこの機種のプラグって狭い所についているんですよ。

シートを開けて中のラゲッジボックスを取り外して駆動関係を露出させます。

 

 

その前方、奥まったところにプラグは付いているんですねー。

プラグは今回せっかくなのでイリジュウムタイプを奢った。

 

 

右の小さなパーツはターミナルアダプタという物で、プラグの先端のネジ部分に取り付けます。

これはプラグキャップを外れにくくするパーツで、大排気量バイクや四輪車はこれ用のプラグキャップが付いているものが多いんですね(初めからこの型になっているプラグも有るのだが、ナップスには無かったのでこうしたが問題は有りません)。

 

 

軍手で指さした先がプラグキャップ、判りますか。

これを外そうとしたら簡単にスポリと抜けた、ええーっなにこれしっかり刺さってないじゃん。

そう、不調の原因はプラグキャップがしっかりと刺さっていなかったと。

これじゃかかるGで失火するわけじゃん、何だこれは。

気を取り直して交換します。

 

 

いゃあ真っ黒じゃないですかぁ、インジェクションなのでECUの調整なんて出来ません。

プラグも買っちゃってるから熱価の調整で買い替えるのも勿体ないしでこのまましばらく走ってみることに。

 

 

もう調子は戻りましたよー、交換してよく言われるアイドリングもかなり安定しているし低域からの吹け上りが良くなっています。

 

何十年もバイク弄っていて何でこんな簡単な事に気付かないって少しへこんだ。

これがキャブ車だったらとっくに原因特定できていると思う、機関が中に隠れている慣れないスクーターという事も有ったし。

 

原因はただね、前オーナーなりバイク屋なりがプラグ交換した時にしっかりとキャップを嵌めていなかったという事。

それはこのターミナル形状のプラグキャップは押し込んでいくと最後カチンと音がする、つまりはそこまでしっかりと押し込まないとちゃんと装着されないんですね。

ネジに押し込むタイプの物よりもより強く押し込まないとカチンと嵌らない、これを確認しなかった結果のようです。

 

とはいえこんな初期的な事を発見できなかった自分が情けないですねぇ。

まぁ調子よくなって結果オーライでいいかなぁ。

そういう事にいたしましょ、、、ね。

 

 

 

追記、昔話です。

20代前半、ガンマが発表されて直ぐに予約した、3か月後に納入されたのだが超初期型である。

それは後に出る物とはキャブセッティングが違いプラグも2stなのに9番というとんでもない仕様(数か月でキャブセッティングも変わりプラグも8番になった)。

慣らしも済んで湾岸高速を千葉方面へ、当時は馬鹿でしたからメーター振り切るまで確認と走行車線の車が追い抜き車線へ入ってこないようにパッシングしなから走っていると急にエンジンがダウン、すわ焼き付きかと。

水冷のくせにだらしねーなーと丁度千鳥町の出口だったので側道に停めて確認すると。

何と振動でプラグが緩んでいたんですね、そんなのありかってと、だって工場出荷状態ですよ。

でも当時はこんなもんかと締めなおして済んでましたからね、この後症状は出ませんでしたから明らかに締め付けトルクが足りなかったよう。クレームにしないとは時代でしたねー。