近場の山岡家は千葉県鎌ヶ谷店、お盆は柏の姉宅で過ごしたので(墓も手賀沼湖畔にある)帰りは何時もこの当たりでラー食するのが定番。
家系のようで家系じゃない、ラーショのようでラーショじゃないと。
そんな山岡家のルーツは一体何なのだろうかという思いを馳せて(大袈裟)行ってみた。
時はまだ11時前だ、先客は数人なのだがその後どんどんと来客がある、流石に人気店だと実感する。
という事で限定の旨辛とんこつに惹かれつつ特味噌もいいかなあなんてね。
でも今回は表題のルーツを探るという事なので、ラーショの定番ネギ醤油をポチリます。
出ましたネギ醤油ラーメンです、こうしてみると海苔以外は丼ぶりの色といい出で立ちはラーショのネギラーですね~。
では何時ものようにスープから頂きましょう。
店前から香る豚骨臭が特徴の濃厚豚骨醤油です、これはすわ家系かというと違う。
見た目は家系ですが浮かぶ油がラードが主体だ、なので鶏油が浮かぶ家系とは違います。
という事は家系の祖となっているラーメンショップ系か(総本家吉村家の吉村氏はラーショの羽田店出身)。
その構成は。
葱はごま油と化調で味付けされた白髪ネギ、ラーショ独自の調味料クマノテは使われていないが味付けの傾向はかなり似た物である。
チャーシューはゴロチャーでこれはオリジナルか、大ぶりで食感ともに楽しめます。
ネギチャーシューになるとこれ+普通のスライスチャーになる、私としてはこのゴロチャーが増える方が嬉しいんですがね。
ほうれん草はこれ家系だろう、家系直系では必ず冷凍戻しのほうれん草が入ります。
なので両方の特徴を持っているかと。
麺も家系に似ています、長さが短いのまでそっくりだ。
ただ食感は大分違っていて柔らかく小麦感も例えば家系直系が使っている坂井製麺所の物と比べると小麦の濃密感が無い。
ツルツル啜れるが麺を堪能するという事では家系には及ばないか。
ラーショに至っては各店舗で好きに麺を使っているの(ラーショは本部のしまりが緩い)で何とも言えないのですが。
それでもこれだけ太いのにライトな麺はあまり見ません。
見た目より食べ応えは無いのですがそれが逆に食べやすいという事にもなっているのかもしれませんね。
スープに浸ってしんなりとしたネギに絡めるとこれまたまいうーです。
大きな海苔が3枚も付いてきますからこれで麺を丸めても旨ーい。
そしてこれですよね。
山岡家のおろしニンニクは大陸製のサラリとした物。
ラーメン屋のボトルに入ってるニンニクを知っている方なら想像できると思いますが、国産のニンニクをおろした物とは別の味覚だ。
だがこれが豚骨スープがサラリとなって使いすぎなければ結構いけるんですね。
勿論ゾーン分けして両方スープを楽しみますよー。
という事で総括ですが。
山岡家はその味の基本は殆どラーメンショップです、鶏油が無いので家系では無いと。
麺は家系の見た目と長さですが柔くて違うと。
そして乗せ物に大きな海苔とか冷凍ほうれんそうとかの家系の要素を加味していると。
なので今回確認出来ましたかね、海苔とほうれん草を除いてチャーシューをスライスに変えたらこれはほぼラーショのネギチャーです。
なので両方のいい所取なのが山岡家なんですね、これは売れるわけですよね。
さらにラーショはベースはそのままに塩や味噌など展開していますからね、これも同じと。
上手い所を突いて旨いラーメンを展開した。
これが山岡家の人気の根幹なのだろうと思いました、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。