半田素麺、蕎麦、三輪素麺と既にシリーズ化している肉汁ラー油つけ汁です。

今回は今までの物よりも太い氷見うどんを使ってみました。

 

 

こちらも国産小麦を100%使用したもの、細麺と書いてあるのは氷見うどんにおける太さで半田麺よりも太いです。

ここで少し規格による乾麺の太さについて。

小麦粉で作られた乾麺はその太さにより名称が日本農林規格により決まっています。

それぞれ乾麺の状態で。

そうめん 1.3㎜以下  ひやむぎ 1.3㎜以上1.7㎜以下  うどん1.7㎜以上。

この基準に従い製品の名称は決まっているのですが、そうでないものも有り半田素麺がまさにそれです。

旧来よりの名称なのでそのままになっているのでしょうか。

 

そもそもそうめんはその作り方から違う、他の小麦乾麺(うどん、ひやむぎ)が小麦と塩と水で作られているのに対しそうめんにはそれに加えて油が使われているのですね。

麺を伸ばすときにに油(胡麻、米油等)を塗りながら伸ばしていく。

なので水分が飛ばされること無く生地は弾力を保ったまま細く伸ばすことが出来ます。

揖保乃糸に代表される播州素麺や発祥とされる三輪素麺、小豆島素麺などどれも大変細い麺線となっていますね。

唯一当てはまらないのが半田素麺なんですよ、これはひやむぎの太さが有るそうめんです。

なので私は素麺の定義はその製法に有って太さで一括りにするものでは無いと思っています。

前述日本農林規格でも当然それは踏まえていて、一般の消費者に分かり易いようにと作られた表示規格だという事ですね。  

また話がどっかへ行っちゃってます、元へ戻しましょう。

 

 

今回ものっけからラー油を投入しています。

そのラー油ですがこちらを入手しています。

 

 

唐がらし入りと書かれていて、中に一味唐辛子が入っている。

 

 

なので辛さも香ばしさもノーマルの物と比べて強くなっているようだ。

先ずは氷見うどんから。

 

 

平打ちの麺は確かに氷見うどんとしては細い、だが今まで肉汁ラー油に合わせて来たものの中では一番太いです。

 

 

その食感は弾力が有りくにゅりとした食感だ。

モチモチというよりムチムチっとしててこれまた独特、小麦の風味もしっかりあり普通のそば汁でも十分に美味しい。

では肉汁ラー油つけ汁で食べてみましょう。

 

 

具材は豚肉に長ネギに茄子だ、この茄子がいいんですよー。

では、ひと口。

 

 

うん、いいですねー、ムチムチ麺にピリ辛肉汁が良く合います。

力強いつゆに負けずに麺の主張も有る。

そして今回使ったラー油はけっこう胡麻油感があるんですね、

そんなのラー油は胡麻油を使う物だから当たり前だろうと思っている方、それは違う。

街中華では大豆油やコーン油(サラダ油)等を使っているところが殆どだ、それは胡麻油が高価だからに他ならない。

しかも胡麻油は加熱すると風味が飛びやすい、中華料理で最後に胡麻油を入れるのはその事が有るから。

このラー油にも胡麻油は使われていますがコーン油も入ってます、胡麻油の含有量が標準品より多いのでしょうかね、私気に入りましたよ。

 

さて肝心の麺と汁との相性ですが。

もうね、美味しい事は確かなんですよ、汁自体美味しいし氷見うどんも美味しいですからね。

でも今まで食べて来たものの中からと考えるとトップでは無いですかね。

一番はやっぱり半田素麺、汁の旨みも麺の旨みも両方とも味わえた。

次が三輪素麺でしょうかね、極細麺は汁絡みも良いし特徴であるラー油を良く纏って来ましたしね。

氷見うどんは3番目かなぁ、力強い汁に負けないと書きましたがそれは汁纏いが少ないからともいえますしね。

蕎麦は折角の蕎麦風味を感じられずに今一でしたね、やっぱり美味しい蕎麦はそれを自体を味わいたいですからね。

という訳で結局はどんな麺を合わせても美味しいんですよこの肉汁ラー油つけ汁は。

と言いながら冷やし中華の麺はどうだろうとか、米粉のフォーのやセンレックはどうなのだろうかとか、あらぬ考えがよぎりますよー。

まあそれは何れという事で、当分は半田素麺で食べましょうかね。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー、、、、。

 

 

追記

この茄子が入った肉つけ汁はギャル曽根さんもレシピとして公開しています。

勿論ラー油は入っていないものですが。

とはいえこれ私も子供のころから食べてますからね、ラー油入れただけなんですよね。